ストレスや精神的な疲労の悩みに効果的な栄養素を紹介!
現代人の半数以上は何かしらの疲労感を抱えていて、そのうち30%以上は数カ月にわたり疲労感が継続している「慢性疲労」を抱えているといわれています。
こんな症状がしばらく続いている人は要注意です。
- いくら寝ても疲労がぬけない
- やる気が起きない、
- すぐにイライラしてしまう
- 集中できない
- ずっと頭がモヤモヤしている
私自身、長期間の慢性的な疲労に悩まされた時期があり「なんとかしなければ」といろいろな方法を試してきました。
そんな私の経験から、身体のダルさや、ストレスからくる精神的疲労の解消に効果的な栄養素を紹介していきます。
見出し
オメガ3系脂肪酸
「オメガ3系脂肪酸」という名前はあまり聞いたことがない人も多いかもしれませんが、「魚を食べると頭がよくなる」でおなじみの「DHA」(ドコサヘキサエンサン)のことですね。
DHAは脳機能を向上させる
この頭が良くなるというのは本当の話で、「DHA」には脳を活性化させ、記憶力や学習能力を向上させる効果があります。
さらに今回注目してほしいのが、「集中力や精神的な脳へのストレス」に対する耐性を高めてくれるということ。
現代では、スマートフォンやパソコン画面を毎日のように長時間見続ける人が多いため、そのぶん脳への負担も大きくなっています。
そんな現代人には必須の欠かすことのできない栄養素です。
さらに、血中の余計な中性脂肪やコレステロールを下げ血液の流れを良くします。
動脈硬化や高血圧、脳梗塞を予防する効果も期待できます。
また、免疫機能を調節し、アトピーや花粉症といったアレルギー症状を予防する働きもあります。
こちらも現代人は免疫が低下し、アレルギーを持つ人が増えていると言われているので、日頃から積極的に摂っていきたいですね。
葉酸
ビタミンBの一種である「葉酸」ですが、「うつ」症状に対し効果を発揮します。
うつ症状をもつ人は、健康な人に比べて「葉酸値が低い人が多い」という研究結果もあるようです。
そんなうつ症状の改善と予防の理由から、心療内科や精神科でも「葉酸」を処方する場合もあるほど「うつ」への効果が認められています。
タンパク質を作り出すのをサポートする、細胞のターンオーバー(生まれ変わり)を活発化させて美しい肌を生み出します。
イミダペプチド
「イミダペプチド」は主に人体の可動部分(良く使う部分)に含まれ、その疲労を回復してくれる効果をもつ成分です。
そしてこの「イミダペプチド」は脳にも存在し、肉体的疲労感だけでなく、「ストレスからくる精神的疲労感」にも効果を発揮します。
仕事のストレス、人間関係のストレス、に悩まされて毎日身体がだるい、頭がボーっとしているという人は積極的に摂りたい成分です。
エナジードリンクのような一時的な覚せい作用ではないので、継続して摂取していくことで「根本的な疲労感」に対して効果が期待できます。
カルシウム
カルシウムには「神経の興奮を抑える」働きがあります。
「イライラするのはカルシウムが足りていない」といわれますが、実際にイライラを抑える効果を持っています。
また、現代では「不安」を抱える人が増えています。
将来、仕事、お金、などなど、漠然とした不安を常に抱えている人は多いのではないでしょうか?
カルシウムには、そんな「不安感」を抑える働きも持っています。
近年では、乳製品や小魚、大豆製品といった「カルシウムを多く含む食品」を食べない人が増えているのでカルシウムの摂取量が減りつつあります。
積極的に摂取していきたい栄養素のひとつです。
セントジョーンズワート
「セントジョーンズワート」は「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」の増加を促します。
その呼び名からもわかる通り「セロトニン」は、人間の幸福感と密接に関わっていて、精神安定や前向きな気持ちをを保つ役割を担っています。
逆に、セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症といった精神疾患にかかりやすく、精神の安定が保てなくなってしまいます。
わかりやすく言うと、イライラや不安を抱え、何に対してもやる気を持てず、集中力の減退や、身体のダルさといった形で異常をきたすようになります。
うつ病の治療にも使われている
「うつ病」患者の多くはセロトニンが不足しているため、その回復のためにセロトニンを増やすという処置も行われています。
海外では親しみのあるハーブ
日本ではあまりなじみのない「セントジョーンズワート」ですが、海外では「サンシャインハーブ」「ハッピーハーブ」とも呼ばれ、沈んだ気分を盛り上げたいときに使用し、日本よりも親しみがあるようです。
精神の疲労がうつ病の初期段階
「うつ病」は自分では進行具合がわかりにくいうえに、「まさか自分が?」と思われがちなので予防や対策が遅れる傾向にあります。
もし、毎日不安で仕方がない、何もやる気が起きない、よく眠れない日が続く、イライラが多くなった
という日が続くようなら「うつ病」の初期段階の可能性があります。
「ただ疲れているだけだ」と思わず、「うつ病」を疑ってみてもいいかもしれません。
そんな状況を改善したいのであれば、「セントジョーンズワート」試してみてはいかがでしょうか?
トリプトファン
トリプトファンは、「セロトニン」の分泌に大きくかかわります。
トリプトファンは肉、魚、卵、大豆乳製品といった、主に「タンパク質」が豊富に含まれる食品に多く含まれています。
普段の食事を振り返ってみて、これらの食品がとれていない人は「トリプトファン」不足、そして「セロトニン」不足となっている可能性があるので、積極的に摂取する必要があります。
テアニン
「テアニン」は主に緑茶に含まれるリラックス効果のある成分です。
「緑茶」は 「茶は養生の仙薬、延命の妙薬」と言われ、古くから健康増進作用が認められ、近年の研究では「抗うつ作用」があることも報告されています。
目安として、週に4杯以上飲む人はうつ病発症のリスクが大きく軽減されるようです。
私が実際にうつ症状に悩まされたときには、「緑茶を1日1杯」飲むように心がけていましたし、今でも続けています。
さいごに
私がうつ状態であったとき、なるべくこれらの栄養素を摂るようにしていました。
そんな経験の中で、「特に効果があった」と感じたのは「葉酸」と「イミダぺプチド」「セントジョーンズワート」の3つです。
当時の私にとっては、これらの成分が特に不足し、それが原因となっていたということかもしれません。
人によって必要な成分や効き目は変わってくると思うので、自身の食生活や精神状態と相談して試してみてください。
※各成分のリンク先にはより詳しい情報を紹介しているので、ご参考ください
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