人間関係に悩まされるというのは、案外自分に問題があるのかもしれません

暗闇に潜むライオン

 

普段生活している中で、人間関係というのは切っても切れないものです。

職場の上司や後輩、取引先やお客様、普段遊んでいる友人、SNSでのコミュニティ、家族や親戚など。

ざっと思い返しても、一日の中で様々な人との関わりがあり、全く人と関わらない人は、ごく少数ではないでしょうか。

よく、人間はひとりで生きていく事はできないと言いますが、それは本当にその通りだと思います。

良好な人間関係とは時には助け合い、幸せを生み、人生を豊かなものにしてくれることでしょう。

 

しかし、あらゆる人と関わりを持たざるを得ない現代では、それが重荷になっている場合も少なくはないですね。

会社の上司には不満がたまる一方、後輩はなかなか思い通りに動いてくれない。

自慢話ばかりする友人。家にいてもSNSでのコミュニティでのひっきりなしのやりとりなど。

人とつながっているという安心感の一方、自分では気づかないうちに負担となってはいないでしょうか?

 

しかし、そういった人間関係による負担も、自分が引き起こしたものである可能性があるのです。

周りに改善を求めるのではなく、まずは自分自身で改善できることから始めるのが、日々のストレスから脱する一番の近道かもしれません。

 

人間関係の悩みとその対処法とは?

遠くを見つめる子供

 

先入観が強い

先入観が強い人というのは、人を見る時に、外見やある一面から人格全てを決めつけてしまいがちです。

例えば、派手めな服装、ちょっと怖そうな顔の人に出会ったとして、

それだけでこの人は自分の苦手な人だとバリアを張ってしまい、なかなか打ち解けることができずギクシャクしてしまうパターンです。

もしくは、何かある一つの出来事や発言、行動からマイナスイメージを持ってしまい、そのマイナスなフィルターを通してしか見ることができなくなってしまうパターン。

そういった先入観が強い人は、頭を真っ白にして人と向き合うことを意識するとよいでしょう。

相手が本当はどんな人なのか、マイナスに見える行動にも実は自分が気づかなかった理由があるんじゃないか。

植え付けられた先入観にとらわれず、相手の真実を見てあげるようにすると、別の付き合い方が出来るかもしれません。

 

本当の自分を隠し偽ってしまう

人間関係が苦手な人は、自分を表現するのが苦手です。人見知りや、自分の話をするのを好まない人は、なかなか相手に理解してもらえず苦労することもしばしば・・・

僕も人見知りで、あまり人付き合いというのは得意ではなく、自分のことを話したり表現するのは苦手です。

初対面の人とも会話がつながらなかったり、なかなかなじめないことがよくあります。

そうなるとなんとか会話を盛り上げようと、普段とは違う自分を演じたり、実際そうではなくとも相手に合わせて会話することも多いです。

しかし、あまりに気を遣いすぎると自分も疲れてしまいますし、相手からしても気を使われている不自然さは感じているはずです。

それでは、本当に信頼しあえる関係にはならず、表面上の付き合いになってしまいます。

本当の自分を出すことで「嫌われたらどうしよう」とか思うと、とても怖いですよね。

しかし、そんな本当のあなたを好いてくれる人も必ず存在します。

自分からありのままの自分で接することで、相手も気を遣わず本当に信頼しあえる間柄へと成長できるのではないでしょうか。

と自分にもよく言い聞かせています。

 

桟橋の犬

 

自分の理想を相手に押し付けがち

価値観というのは本当に人それぞれです。

あなたが良いと思っても、相手からしたら全く逆の考えということも少なくありません。

・上司はいつも理不尽なことばかり言う

・後輩はなんで自分の言うとおりに動いてくれないんだ

・友達はいつもわがままで本当に困る

 

誰しもが一度は感じたことがある感情だと思います。

しかし、それらはどれも自分の価値観を基準とした感情でしかありません。

その人たちからしたら、その人たち自身の価値観基準のもと、行動しているのです。

人は誰でも、「迷惑をかけてやれ」とか「困らせてやれ」と思って行動しているわけではりません。

人それぞれ、自分で正しいと思う行動を選択して歩んでいるのです。

そんな人たちに「それは違う!」と、頭を悩ませても、相手からしたら同じように「それはおかしいよ!!」と思われてしまうでしょう。

当然価値観が近い人には「心地よい」と感じ、価値観が合わない人には、「イライラ」を感じます。

合う、合わないは必ずあります。

相手の価値観を認めた上で、妥協する場面、受け入れる場面、切り捨てる場面をよく考え、自分の価値観を見直してみるのもいいのではないでしょうか。

 

物事を深く考えすぎて、ネガティブ思考

物事の本質を見抜こうと、いつも裏まで考えてしまう習慣にある人は、人間関係に疲れてしまう傾向が強いです。

相手の行動、発言ひとつひとつに意味を見出そうと、考えを巡らせてしまいます。

その結果、気疲れをしたり、マイナス思考に陥りがちです。

「なんでこんな行動をするんだろう?」「あの言葉にはどんな意味があったのかな?」

そんな風に考えてしまいますが、特に意味なく行動、発言する人というのは意外に多いです。

そこを追及しても、本人には自覚がない為、「いったい何のこと?」とかみ合いません。

人間関係がうまい人というのは、小さなことは気にせず、ポジティブな人が多いです。

本質を見抜こうとするチカラは必要ですが、ある程度物事を割り切り、ポジティブに考えることも必要です。

 

今の自分を好きになれない

自分のことが嫌いな人というのは、他人に愛情をもって接することができない傾向にあります。

また、自分を嫌いなため、自己表現が苦手。そうすると相手からも自分の事をよく知ってもらえないままの場合が多いです。

その結果、「誰も自分のことなんか理解してくれない」と、更に自分の殻に引きこもってしまうパターンです。

「自分の事ほどよく見えない」という言葉もありますが、それは見ようとしていないだけ、もしくは受け入れようとしていないだけ。

自分をよく見て分析し、嫌いな自分すらも受け入れて改善していこうとしなければ、いつまでも自分嫌いは治りません。

自分とは?をもう一度見直してみましょう。

 

円滑な人間関係は人生を豊かにします

まぶしげな少女

 

冒頭でも言いましたが、人間はひとりで生きていく事はできません。必ず、人間関係は存在します。

今人間関係で疲れ切っている人は、自分の価値観と、他者の価値観を認めきれていないのだと思います。

自分を認め、相手を認め、そこではじめて本当の人間関係というのは成立するのではないでしょうか。

世の中にはあらゆるしがらみも存在するとは思いますが、それらも自分が歩み、構築してきた人間関係です。

それらが改善の余地もなく、本当に耐えがたいのであれば、それらから解放される人生を歩むのも一つの手です。

人生の幸せは、お金を稼ぐことなのか、地位や名誉を得ることなのか、家族と仲良く暮らすことなのか、何か成し遂げたい偉業があるのか、人それぞれです。

それらすべてに人間関係が付きまといます。

自分の本来の幸せとは何なのか、見直してみるのもいいかもしれません。

 

スポンサードリンク



この記事を読んだ人にオススメの記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ