「継続は力なり」とは言うけれど、、でないやる気を引き出す方法

やる気,上がらない,継続しない,続かない

 

あなたは一度立てた目標を達成するまで、行動を継続することが出来ますか?

それとも途中で投げ出してしまいがちですか?

人によって目標は様々ですが、「継続して努力する」のって結構たいへんなんですよね。

  • 英語をマスターする
  • 志望校に合格する
  • 夏までに5キロ痩やせる!
  • ジムに通ってスタイリッシュなボディを!
  • 1日1回は読書時間をもつ!
  • 今年こそ禁煙を!
 
目標は人によって様々ですが、多くの人がこんな目標を掲げたことがあるでしょう。
 
ただやはり、継続して実行し、目標の達成が出来た人とできなかった人がいます。
 
その違いはどこにあるのでしょうか?
 
「ただ単に、根気が足りないんだよ!!」と言ってしまえば、そうかもしれませんが、、
 
「やる気がなくなって諦めてしまうとは、どういうことか?」を頭で理解していれば、諦めるのを防げる確率はグンと上がります。
 
 
 

そもそもやる気は継続しないと心得る

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まず、「やる気」というのは継続しません。
 
やる気が出ているというのは、一種の興奮状態。そう長く続くものではありません。
何かの拍子に、やる気に満ち溢れる事はあると思いますが、それは特殊な状態。
 
むしろ「やる気が出ないなぁ~」「なんか面倒だなぁ~」という状態のほうが普通であり、そこからどうするかが課題となります。
 
いつもやる気が出ず、自己嫌悪に陥るあなたは安心してください。
 
 
 

三日坊主を積み上げる

何か新しく始めたとしても「三日坊主」でやめてしまった。
 
多くの人は、そこで落胆し諦めてしまうことでしょう。
 
ただ、先ほどの話をふまえると、やる気をなくして「三日坊主」となってしまうのは当然のこと。
 
むしろ三日間もやる気をもって取り組めたのだと、前向きに解釈してみましょう。
 
「三日坊主」でやめてしまったならば、また「三日坊主」をくり返せばいいだけのこと。
 
そしたらトータルで「6日間」努力したことになりますね。
始める前と比べたら、自分の中に「6日間」分の経験と知識がたまっています。そしてなにより新しく物事を始めたという大きなスタートを切っています。
 
一説によると、何か目標を決めてチャレンジし始める割合は「10%」だといわれています。頭の中に何か目標があっても、実際に行動に移す人がとても少ないということですね。
 
つまり、三日坊主だろうとスタートを切ったということ自体が、すでにあなたを成長させる、意味ある事なんです。
 
わずかながらでも、経験を積んでいるという認識し、以前の自分より成長できているという実感が大事です。
 
1日、2日、やらなかったからといって、悲観的になる必要はありません。
時には間が1ヵ月、半年と空いてしまう人もいることでしょうが、空いてしまった期間を嘆くのではなく、「三日坊主」でかまわないのでまた始めていいんです。
 
やってみてうまくいかないのは当たり前。
大事なのはそこからどうやって継続させていくかです。
 
 
 

やる気が出なくなった時の予防策を立てる

どうしても毎日同じことをしていると飽きてしまします。
飽きないためには、目標達成までの方法のバリエーションをいくつか用意しておきます。
 
たとえば、ダイエットが目的である場合。
 
毎日ジョギングをして5キロ痩せようとしても、今まで何の運動もしていなかった人が、毎日ジョギングするのはとてもハードルが高いです。次第に面倒になり、すぐに諦めてしまうことでしょう。
 
そこでジョギングだけでなく、ヨガに行ってみたり、ジムに通ってみたり、サイクリング、自宅でダンスエクササイズをする、などダイエット方法にバリエーションを持たせましょう。
 
ジョギングに飽きたら、サイクリング、また飽きたらヨガ、次はダンスエクササイズといったようにマンネリ化するのを防ぎ、気分転換しながら行うと継続しやすいです。
 
大事なのは、あまり痩せることばかりに楽しみながら行うことが継続の秘訣ですね。
 
ローテーションしながら楽しみつつやって、気づいてたら痩せてた!!というのが理想ですね。
 
痩せるのもそうですし、目標達成するのはそんなにすぐにはできません。
結果ばかりみていては、何もできなくなってしまいますからね。
 
 
 

継続しやすい仕組みを作っておく

継続するのが難しいというのは、時間を確保するのが難しかったり、面倒だったり、という要素が大きいと思います。
それならば、その負担を少しでも減らして継続しやすい環境を整えておくことが重要です。
 
ジムならば、自宅や職場の近くを選ぶ。
 
意思が続かずダイエットがうまくいかない時は、自宅でできるパーソナルトレーニングで生活を管理してもらう。
 
いきなり禁煙が難しければ、電子タバコに切り替えたり、タバコが吸えないストレスを紛らわすものを用意しておく。
 
英会話教室に通う時間がなければ、スマホのテレビ電話式の英会話等でスキマ時間に学ぶ。
 
いまは便利な世の中になったので、ダイエットひとつとっても様々な方法があります。
方法はいくらでもありますから、うまくいかなければ、次の自分に合った方法を探せばいいだけです
 
 
 
 

頭で考えることを最小限に

継続しやすい環境づくりとして、「頭で考えること」を最小限にしましょう。
普段あまり意識しないかもしれませんが、「考えたり」「選択する」ということには、非常に多くのエネルギーを使います。
 
生きていると、無意識のうちに多くの選択を迫られています。
毎日の着る服、食べるもの、仕事の優先順位、人間関係、休みの日の過ごし方。
 
肉体的に苦労を伴うものは、やるのが面倒になるのはわかりますね。
それだけではなく、頭で考えて、多くの選択肢から選ばなければいけない状況を人間は避けようとします。 
 
たとえば、デパートに服を買いに行って気に入った服があったけど、ほかのブランドでも似たようなデザインでもっと安い服があって迷った。
 
スマホを買い替えようかなと思ったけど、種類、機能が多すぎてどれがいいのかわからず、その日はやめた。
 
そんな経験はありませんか?
人は、迷いが生じた時や、選択肢の正解がわからないときに、大きな不安を感じます。
 
このわからないことに対する不安が、人間の行動の妨げとなります。
 
それならば、選択肢をなくして、わからないこともなくしてしまえばいいんです。
 
 
ジョギングが続かないという人は、あらかじめ全て決めてしまいます。
  • ジョギング用のウェアや靴は?
  • 走るコースはどこ?
  • 走る時間どれくらい?
  • 何月何日何時に走り始めるのか?
 
事前にこれらをすべて決めてしまいます。
 
「ジョギングしようかな~」と思ってから、これらすべてを考えて、選択肢から選び、準備して、走る。
 
「ジョギングなんて走るだけじゃん?」と思いますが、それらは大きな妨げとなります。
 
脳内では、ジョギングというシンプルな行動でさえ、無数に選択肢があり、そこから選び、行動に移すのはとても大変なんです。
 
やる前に、全ての選択枝と、わからないこと、をなくしておき、いざやるときには何の迷いもなくやるだけ。
 
そんな理想的な状態を作り出しましょう。
 
 
 

目標の明確化と再確認

どれだけ予防策をたてようとも、本当に目標を達成したいという思いが低ければ、続くわけがありません。
 
なぜその目標を立てたのかを具体的に明確にしておくとよいでしょう。
 
  • 夏までに5キロ痩せて、彼氏を作る
  • TOEICで900点以上取れるまで頑張る
  • ジムに通ってムキムキの身体になってモテたい
 
目標はなんでも構いませんが、なるべく具体的にたてることで、目指しやすいですね。
 
どうせなら何か紙にでも書いて、くじけそうなときには再確認すると、またやる気がわいてきます。
 
憧れの人のポスターを貼ったり、憧れの場所の写真を置くのもいいですね。常に意識を高く持ち続けられる環境を作るのが効果的です。
 
人間の頭は都合のいい方に考えてしまう性質を持っています。
面倒になると、どうせやったって意味ない、どうせ明日やればいいでしょ、と無意識に考えてしまうんですね。
 
原始的な方法ですが、やはり紙に書いて確認が効果的です。
 
 
 

快楽を利用する

知識を深める為に読書をしようと思っても、なかなか続きません。
しかし、好きなマンガには自然と手が帯びてしまいます。
 
ダメだとはわかっていながらも、熱中し、、時間を無駄にしてしまったと後悔する。
私も何度も経験ありますが、もはやお決まりのパターンですよね。
 
読書も、漫画も同じ本ですが、自然と「やりたくなる」と「ならない」はどんな違いがあるのでしょうか?
 
好きなことをしているときというのは、快楽ホルモンである「ドーパミン」が分泌され、快楽に満たされている状態です。
 
その為、その快楽を求めて自然とやる気が出たり、普段以上の集中力が発揮され何時間も熱中できるというわけです。
 
中毒性や依存性の高いモノというのは、このドーパミンを過剰に分泌する作用があるためになかなかやめられなかったり、やらなければ落ち着かなくなってしまうわけです。
 
よく一流のアスリートのインタビューなどで「好きだから続けてこれた」と言っていますね。
練習は想像を絶するほどハードなモノでしょうし、辛い時も多いと思いますが、好きだという快楽がそれを支えているのだと言えますね。
 
 
 

なにか好きなものと組み合わせる

では、好きではないけどやらなくてはいけないことはどうすればいいのか?
自分の好きなことや楽しいことを組み合わせて自然とドーパミンを出す工夫をしましょう。
 
ジョギングならば、オシャレなお気に入りのウェアを用意してもいいでしょう。最新のカッコいい活動量計などもついついつけてみたくなりますね。
 
読書の場合も、いきなり難しい本だと開くだけでもハードルになってしまいます。
初めのうちは純粋に読んでみたいなと思うもの、読んでみて読みやすいなと思ったものが気持ちよく読み進められます。
 
英会話も、自分の好きな言葉から覚えていくのが近道です。洋楽、洋画、海外の偉人の名言、何でも構いません。自分の興味のある分野をきっかけに始めていくこと。
 
初めから成果や効率ばかり求めすぎては、逆にやる気の減退につながります。
 
むりやりやる気を出すよりも、どうしたらドーパミンが出るかを考えてみると、やりたくてしょうがない状態になっていきます。
 
自然と楽しみになるように工夫してみると、継続も苦ではないですよね。
 
 
 

目標達成の喜びを想像する

快楽ホルモンのドーパミンは、楽しいことを「している時」だけ分泌されるわけではありません。
 
楽しいこと、嬉しいことを「想像する」だけでも分泌されることがわかっています。
 
  • ダイエットに成功して、お気に入りに水着を着れた時
  • TOEICで目標以上のハイスコアが出た時
  • 志望大学の合格発表を見た瞬間
  • 憧れの自分になれた時の喜び
 
初めに設定した目標を達成して、喜びでいっぱいの瞬間を想像してみましょう。
 
そんな瞬間ならば、想像してみただけでもニヤけてしまいそうですよね。
 
芸能人でも構いません、憧れの人物みたいになりたいと強く願うのもおすすめ。
 
その瞬間こそがドーパミンが出てくる瞬間であり、やる気が非常に高まっている状態と言えます。
 
 
 

継続は力なり

継続は力なり,やる気,モチベーション 
 
継続は力なりという言葉がありますが、まさにその通りですよね。
どれだけすごい人も、初めは素人ですし、いきなりプロフェッショナルの人なんかいません。なんとか継続したからこそ目標を達成できています。
 
飽き性でどうしても継続できない人は、「目標を達成すること」よりも「継続するコト」に意識を持っていくのをオススメします。
 
途中でやめてしまっては目標には結びつきません。少しずつでも続けていくことが大事です。
そして、継続がクセになると、一日でもやらない日がある事が気持ち悪くなってきます。以前はやる事が面倒であったのに、やらないコトが不自然になってくるのです。
 
それが「習慣化」するということですね。
 
 
継続により一度目標が達成できると、自分にも自信がつき、またさらなる努力が出来るようになったり、新たな挑戦もできるようになります。
 
過酷な受験戦争を闘ってきたような学生は、合格という目標に向かって勉強を継続してきています。
 
そんな人たちは、継続して努力すれば自分の身になる事を知っていますから、社会に出てからも勉強することは苦にはならないはずです。
学生時代に部活動に精いっぱい取り組んだ人もそうですね。
 
一度身に着けた継続のコツは、ほかのジャンルの努力でも同様に継続することが出来ます。
 
受験勉強の目標は合格ではありますが、社会に出てからのことを考えると、努力の継続のコツを身に着けられる事が一番のメリットなのかなとも思います。
 
 

まとめ

やる気,だす,でない,続ける 
 
私自身、飽きっぽい性格でひとつのことが続くということがあまりありませんでした。
 
最短距離で目標を達成することも大事ですが、あまりにもそこを意識しすぎてもいけません。
 
自分の思い通りにいかないことは必ずあります。そんなときにうまく軌道修正し、自分を納得させていかなければいけません。
 
 
今回紹介した「続けるためのコツ」を意識するコト、うまくいかなくても楽観的にとらえ、またチャレンジすること。
 
このふたつを意識していたら、飽き性の私でさえも、ひとつのことを続けられるようになっていました。
 
続けるコツは、一度身に着いたら応用が利くのでぜひ身に着けてみて下さい。
 
 

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