「ホエイプロテインの選び方」。4つの製法による効果の違い
トレーニング効果をより高める為に、プロテインを取り入れる人は多いと思います。
ジムに持ち込んでトレーニング直後に飲んだり、中にはプロテインバーが設置されているジムまでありますね。
そんなプロテインの中でも、タンパク質含有量が高く、「プロテインの王様」と呼ばれる「ホエイプロテイン」
「ホエイプロテイン」は製法によって、タンパク質含有量や性質に違いがあります。それぞれの製法によるメリットとデメリットを紹介していきます。
ホエイプロテインの製法別効果
ホエイプロテインWPC製法
「Whey Protein Concentrate」(ホエイプロテインコンセントレート)の頭文字をとったもので「濃縮乳清タンパク質」を意味します。ホエイプロテインのいわゆる濃縮タイプであり、タンパク質を高い割合(~85%)で含むホエイを作っていく製法です。
ホエイプロテインWPC製法の特徴
特徴としては、その高いタンパク質量と、吸収されやすさ。さらにカルシウムやビタミンなど身体に有用な成分も損なうことなく、残されていること。
価格自体もそこまで高価ではなく、筋トレやプロテイン入門としてはこの「WPC製法」の消費から始めるのがおすすめです。
ただ、製法の過程で乳糖も残るので、乳糖不耐性の人が飲むとお腹がゴロゴロするなどの反応が現れる可能性があるので注意です。
ホエイプロテインWPI製法
「Whey Protein Isolate」(ホエイプロテインアイソレート)の頭文字をとったもので、「分離乳清タンパク質」を意味します。
ホエイプロテインWPI製法の特徴
「WPC製法」と比べ、不純物を含まないより高純度のプロテインを精製でき、タンパク質含有量95%以上ものプロテインを作ることが出来ます。
脂質や乳糖が非常に少なく、ほぼ含まれていないため、牛乳でお腹を壊しやすい人にもオススメできるプロテインです。
しかし、高タンパク質に重点を置き不純物の一切を排除しているため、ホエイペプチドやビタミン、ミネラル量も取り除かれてしまいます。また値段も高価な傾向にあります。
ホエイプロテインCFM製法
「Cross Flow Microfiltration」(クロスフローマイクロフィルトレーション)の頭文字をとったもので、「クロスフロー精密ろ過」を意味します。クロスフロー膜というものでタンパク質をろ過する製法です。
ホエイプロテインCFM製法の特徴
高いタンパク質含有量を保ちつつ、ホエイペプチドやカルシウム等も残すことが出来ます。
タンパク含有量では「WPI」が最も高く、次いで「CFM」、そして「WPC」となります。
価格としては「WPC」がもっとも安価で、「WPI」と「CFM」はメーカーにより上下します。
ホエイプロテインWPH製法
「Whey Protein Hydrolyed」の頭文字をとったもので、「加水分解乳清タンパク質」を意味します。
ホエイプロテインWPH製法の特徴
「WPH」製法で生成されるプロテインは「ホエイペプチド」とも言われ、分子がとても小さく吸収スピードが非常に早いのが特徴です。
タンパク含有量もとても多く、その吸収スピードの早さも相まって、プロテインの中でも「最高級品」との呼び声も高いです。しかし、その分値段も高価になっています。
まとめ
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