「三日坊主はもう終わり」今度こそ継続する為の習慣化の力
同じことを継続するのって結構大変ですよね?
読書、運動、ジム、ダイエット、勉強、副業、趣味。
新しく何かを始めようと思っても、毎回「三日坊主」でやめてしまう。誰しも経験があると思います。
そんな継続できない原因となる「潜在意識」と、なにごとも継続できる「習慣化」の力について、紹介していきますので、ご参考ください。
見出し
人間は潜在意識には勝てない
まず、人間とは「潜在意識」の力にはかないません。
たとえば、仕事から帰宅後の時間を自己研鑽のための勉強に役立てたい。
という目標があったとしても、帰ってきてソファに座った瞬間、ダラダラとテレビを見てしまう、漫画を見てしまう、晩酌をして、気持ちよくなり寝てしまう。
明日こそは!と意気込むものの、気づいたらそのまま半年が過ぎてしまった、
そんな経験は誰にでもあるでしょう。
それは「潜在意識」によるものです。
ダメだとは気づいていても、すでにそんな生活習慣がこびりついていて、身体が勝手に行動を起こしてしまう。
それはもう自動操縦のようなもので、頭の中では「別のことをしないと・・・」と思ったとしても、そう簡単に変えることはできません。
人間の行動のうち8~9割は無意識の潜在意識が占めていて、実際に頭で考えて行動することはほんのわずか。
長年の行動や経験により蓄積される「潜在意識 」を「頭で少し意識した」くらいでは、そう簡単に変えることはできないということです。
ならばどうするのか?
あなたは今、自動操縦機能が悪い方向に働いています。
悪い方向に働いている自動操縦機能を、良い方向に働く自動操縦機能に切り替えていく必要がありますね。
その為に必要なのが、「習慣化の力」です。
習慣化を身に着けるために
読書、勉強、運動、ダイエット、などを新しく習慣化するためには、いくつかのコツが存在します。
- 不必要な習慣を捨てる
- 不必要なものを捨てる
- 悪の習慣化のスイッチを切る
- 正の習慣化のスイッチに切り替える
これらの観点から習慣化へのポイントをみていきます。
不必要な習慣を捨てる
新しく何かを習慣化する為には、今の生活の中の不必要な習慣を捨てなければいけません。
余計な習慣をやめることにより生まれた時間を、新しい習慣に有効活用するというわけです。
さらに、余計な習慣な捨てることで、精神的な余裕が生まれることにもつながります。
たとえば、
「帰ってきたらソファどっしりと腰を掛け、テレビをつける」
「通勤の電車の中では、スマホゲームをしている」
「休みの日は昼過ぎまで寝ている」
ついついやってしまいがちなことですが、これらの生活習慣を続けながら新しいことを始めるというのは難しいですよね。
今の生活の中で、ついついやってしまっている無駄な習慣を捨てることで、新しいことを始める時間と気持ちの余裕が生まれます。
不必要なものを捨てる
たとえば、過去に購入したダイエット器具。
購入当時は、「これでやせるぞ!!」と意気込んでいたことでしょうが、なんだかんだで使わなくなり、部屋の隅に追いやられているということはありませんか?
そういった使うことがないのに、生活の中に溶け込んでいるものというのは精神を圧迫します。
そのダイエット器具が目に入るたびに、「ダイエット失敗したなぁ~」「せっかく買ったんだしいつかは使わないとなぁ~」という意識がつきまといます。
そんな負の考えがいつまでも付きまとうことで、新しいダイエット方法を試そうにも、二の足を踏んでしまいます。
もう使う気がないのに、「もったいなから」というだけで捨てられないものは、「いさぎよくすべて捨ててしまいましょう」
悪の習慣化のスイッチを切る
不必要な悪の習慣をくりかえしてしまう人は、その「悪の習慣」をしてしまうきっかけ、「スイッチ」となる行動を見極めることで改善されます。
「帰って来てソファに座ったらテレビを見てダラダラしてしまう」
この場合、悪の習慣化のスイッチとなっているのは、ソファに座ることです。
仕事で疲れて一息つきたいところですが、ソファに座ったら終わりです。悪の習慣のスイッチを起動してしてしまっています。
これがいわゆる「わかっているけどやめられない」というやつですね。
潜在意識のパワーというのは、自分で意識して行う顕在意識の20,000倍ものパワーがあると言われています。
人間は自分で考えて生きているようで、潜在意識の力により、自動運転でうごかされているようなものです。
そんな悪の習慣となるような自動運転のスイッチは、決して押してはいけません。
それならば、
「帰ってきたらソファに座ることなく、すぐシャワーを浴びて、机に向って勉強に時間に充てる」
「電車に乗ったら、まずは本を開き、読書時間に充てる」
初めはしんどいかもしれませんが、習慣化できれば苦ではありません。一週間もすれば慣れてくるものです。
正の習慣化のスイッチ
先ほどの例でいうと、「帰ってきてのんびりしたいところでシャワー浴びる」
これが「正の習慣化のスイッチ」です。
このはじめのスイッチさえ、グッとこらえて押すことができれば、もはや習慣化が成功したも同然です。
悪の習慣を減らし、正の習慣を増やす
人間が潜在意識による自動運転で動かされているならば、正の習慣を増やし、「勝手に良いことばかりしてくれる自動運転」にしていくと楽ですよね
普段の生活の中で、「悪の習慣のスイッチ」となっている部分を、いかに「正の習慣」のスイッチに置き換えるか?
これが習慣化の第一歩となります。
意志の強さは限界がある
物事を継続するときに「意志の強さ」が大事だと思っている人が多いですよね。
しかし、それは半分正解ですが半分は間違いです。
人間の意志というのは、思いのほか簡単に折れてしまいます。
あれだけ張り切っていたのに、自分でも驚くほどやる気がなくなってしまった。
そんなことはよくある事です。
それを補うのが「習慣化」となります。
自動運転さえできるようになれば、
「あれやらなくちゃな~」
「どっちにしようかな~」
「どうしたらいいんだろうな~」
と迷うことがなくなり、自分の意志を使う必要がないんです。
思い出してみて下さい。新入社員時代は何をする時にも、あれこれ考えていたはずです。
どうやったらいいんだろう・・・
何から手を付けたらいいんだろう・・・
あぁ~めんどうだな・・・
しかし、1年後には仕事にも慣れて、そんなことを考えることすらなく、淡々と仕事をこなしているはずです。
そう考えると、自分の意思を使う必要がないというのがどれほど楽か、わかると思います。
仕事は先輩や会社が仕組みを作ってくれているので、そのとおりにやっているだけで、勝手に習慣化できますが、自分の人生はそうはいきません。
自分の生活を見直し、自分の人生の習慣を作っていくことが必要になってくるわけです。
習慣化はひとつずつ
習慣化できさえすれば、意思の力はほとんど必要なくなります。
しかし、はじめのうちは大きな意志の力が必要です。
仕事で疲れている、忙しい、などという場合は、すでに意志の力を大きく消耗しているので、今の自分の生活習慣を大きく変えたり、複数の習慣化に手を出すのは、失敗のもととなります。
仕事が忙しく、睡眠時間すらまともにとれていない生活なのに、新しく勉強を始めたり、運動を始めたり、読書を始めたりというのはどう考えても無理があります。
今の生活スタイルの中で、新しい習慣に変えても無理なく続けていけそうなことから、手を付けていくのがコツです。
苦痛なく続けることがコツ
毎日全力を出さなければ続けられないようなことは、いずれ破綻します。
三日間だけやればいい、1ヶ月だけやればいい、と期限が決まっているのならば頑張れるかもしれませんが、この先の人生でずっと続けて生きたいような習慣は、頑張り過ぎてはいけません。
頑張らなければ習慣化できないようなことは習慣化できないんです。
毎回意思の力を大きく使ってしまうからです。
ひとつ習慣化できるとどんどん良い影響が広まる。
なんでもいいからひとつ習慣化できると、より深くやってみようとか、これも習慣化してやってみようかなと、ポジティブな連鎖が始まります。
成果より継続
これが一番大事になるんですが、
習慣かするための心構えとして、「成果」ばかりを求めてはいけません。
「1週間続けたのに何も変わらない!」
「1年続けたのに成果が出ない!!」
そんな風に考えてしまっては、何も続かなくなってしまいますし、もしかしたらもう少し我慢して続けていれば、ないかしら成果があったかもしれません。
「成果が上がったことの求めるよりも、継続できたことへの喜びをもつ」
そうすれば、自然と成果はついてくるものです。
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