放置したら危険なことに!?脳疲労の原因と5つの解消法

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「脳疲労」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

熱があるわけではない、激しい運動をしたわけでもない、なのに疲れが抜けない、いつも身体がダルい、なぜか集中できない、考えが上手くまとまらない、食欲がわかない。

自分でも原因不明の疲労感に常に見舞われている。

これらの症状に当てはまるあなたのその疲労の原因は「脳疲労」によるものかもしれません。

 

脳疲労とは?

「脳疲労」とは、過剰なストレスや耐えがたいプレッシャーに長い期間晒された結果、合理的思考や言語機能の中枢である「大脳新皮質」と、喜怒哀楽や生理欲求の中枢である「大脳旧皮質」のバランスが崩れ、脳の正常な働きが失われる状態を言います。

つまり、自身の能力を超えた多大なストレスに対応すべく、脳をフル稼働し、疲弊してしまう。その結果、本来機能すべき、言語機能や思考能力、喜怒哀楽等の感情表現、さらに睡眠欲、食欲、生理的欲求等の人間の本能と言われる機能さえ失われてしまいます。

 

脳疲労の症状とは?

日々ストレスを溜め続け、「脳疲労」をそのまま蓄積させてしまうとどうなってしまうのか。

人間の五感である「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」に悪影響が表れ始め、中でも「味覚」への異常が一番顕著に表れます。

分かりやすいのは、「味の濃いもの」を欲するようになり、それは本人でも無意識の場合が多いです。そんな生活を続けていると、肥満や生活習慣病への危険性が高まることになります。

またさらに「脳疲労」が強い人は五感異常だけにとどまらす、思考や意欲等の感情面にも異常が見られるようになります。それがうつ病です。

生活習慣病と呼ばれる、うつ病や糖尿病やメタボリックシンドローム。これらは脳が発する危険信号であり、「脳疲労」を放置し続けた結果、発症してしまいます。

 

脳疲労を取り除く5つの解消法


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1、自分の好き嫌いに忠実になる

脳疲労は簡単に言うと、「嫌なことを我慢する」ことによるストレスが原因です。

仕事、人間関係、私生活、お金、現代ではあらゆるところにストレスとなるうる要因が潜んでいます。

実は、ストレスに晒される生活を長く続けていると、本人自身も何が自分のストレスとなっているのか気づいていないというパターンも多いものです。

自身の生活を見直し、何が自身のストレスとなっているのかを見直し、「好きなものは好き」「嫌いなものは嫌い」と自身ではっきり認識することです。

脳疲労の生みの親である藤野武彦先生が考案した「BOOCS理論」。以下2つの原理に基づき、3つの原則を守ることで脳疲労が解消されると提唱されています。

BOOCS2原理

「禁止・禁止」の原理

自分で自分を禁止することをできる限りしない。

「快」の原理

自分にとって心地よいことをひとつでも開始する。

BOOCS3原則

第一原則

例え健康に良いこと(運動など)や、良い食べ物でも、嫌であれば決してしない(食べない)

第二原則

例え健康に悪いこと(食べ物)でも、好きでたまらないか、やめられないこと(食べ物)は、とりあえずそのまま続ける(決して禁止しない)。

第三原則

健康に良くて、しかも自分がとても好きなこと(食べ物)をひとつでもよいからはじめる(食べはじめる)。

 

2、脳疲労を麻痺させる

コーヒー、エナジードリンク、タバコ、アルコール、チョコレートなどは脳の覚せい作用があり、脳疲労を麻痺させることが出来ます。しかし、その効果は一時的なものであり、根本的にストレスが解消されるわけではありません。

これら食品をうまく取り入れ、少しずつ脳疲労を回復しつつ、身体に良い運動を取り入れたり、規則正しい食生活を取り入れたりしていきましょう。

 

3、運動で脳疲労を回復

運動を取り入れることで、脳の血流が促され、ストレスが解消されます。なにも激しいトレーニングなどをする必要はなく、散歩程度のウォーキングを一日30分でもかまわず、継続的に行うことが何より大事です。

・疲れにくい身体を作る!!運動による疲労回復のメカニズム

 

4、食事療法で回復

食事や栄養を、うまく取り入れることで十分な脳疲労回復興亜が見込めます。

特に温かい飲み物は血液循環を促し、即効性があります。さらには副交感神経に働きかけ、不安やストレスなどを軽くする効果が見込めます。

また脳疲労に効果があるとされるサプリメントを摂取するのも効果的です。

マグネシウム/Lアルギニン/チロシン/イチョウ葉エキス/タウリン/亜鉛

 

5、充分な睡眠をとる

睡眠は食事、運動とならび、3大疲労回復方法と呼ばれています。

睡眠にはただ単に、身体の疲れをとるだけでなく、「脳疲労」を解消する役割もあります。

日中にぼんやりする、集中できない、物忘れが激しい、耐えがたい眠気に襲われる、だるい、イライラするといった症状がみられる場合の多くは、睡眠不足が大きな要因である可能性が高いです。

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脳疲労による心身への悪影響とは、誰にでも起こりうる危険性があります。

それにはやはり日々の生活の改善と、自身の性格の見直しが重要になってきます。

日本人にありがちな、「自分さえ我慢していたら丸く収まる」という考え方が、一番危険です。

みんながやっているから、こうするのが普通だから、そういった思い込みにより自分自身では耐えがたいプレッシャーやストレスを抱え込んでいる人も数多くいます。

そうならない為には、自分という人間をよく理解することと、自分はどうしたいのかという考えを強く持つことが大事です。

自分は自分、人は人ということですね。

 

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