「不自由はないけどなぜか孤独感」そんな寂しさの原因と克服方法10選

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普段生活していると、どうしようもない「孤独感」に襲われることがありませんか?
 
仕事もしている、一応友人もいる、特に不自由なく生活できている。
 
なのに、「なんとなく世界から取り残されたような気持ち」「いつもどこか満たされない」
 
そんな気持ちになったことがない人も多いかもしれませんが、わかる人にはわかるのではないでしょうか?
 
「人間は一人では生きられない」とよく言われるように、「孤独感」というのは耐えがたく辛いものです。
 
あまりに思いつめてしまうと、何事にも消極的になり、うつ病などへとつながってしまう恐れもあるため、放っておくわけにはいきません。
 
そんな孤独感を感じる原因をふまえながら、克服方法を紹介していきますので、ご参考頂けたら幸いです。
 
 
 

1.自分で自分を好きになる

孤独感じる理由として、「承認されているかどうか」が重要になってきます。
 
周囲の人間に、世間に、あなたが受け入れられているのか?愛されているのか?
 
が大きく関わってきます。
 
 
職場の人間関係が良好である、大事な恋人がいる、信頼できる友人がいる、守るべき家族がいる。
 
これらのうち、どれかひとつだけでも満たされていれば、そう大きな孤独感を感じることはないでしょう。
自分を受け入れてくれている、愛されていると実感できるからです。
 
ただこれらは、孤独感を紛らわせてくれると同時に、「他人からの承認への依存」へと繋がっている可能性もあります。
 
恋人と別れた、
友人と連絡が取れなくなった、
職場での自分の居場所がない、
 
もし、これらに依存してしまっていた場合、途端に寂しさを感じ、「世界に自分一人だけが取り残されてしまった」ような気にさえなってしまいます。
 
そうならない為には、孤独感から自立しなければなりません。
 
長い人生ですから、まわりを仲間に囲まれて楽しい時期もあれば、上記のように孤独感を強く感じてしまう時期もあります。
 
対策としては、自分の存在意義を他人に依存することなく、自分を好きになる努力をすることが重要になってきます。
 
自分の好きなところ、良いところ、誇りに思うところ、自分が本当にやりたいことなどを見直してみましょう。
 
 
自分を愛し、自信を持つことが出来れば、周りの人たちも、さらにあなたのことを好きになってくれることでしょう。
 
 
 

2.「自分の普通」と「世間の普通」の違いを認識する

世の中の「常識」や「普通」というものを気にしすぎると、孤独感に囚われる危険性があります。
 
いくつまでの結婚しないといけない、
大手企業に就職し、立派な社会人とならなければいけない、
クリスマスなどのイベント時に恋人がいないといけない、
SNSを見ると友人同士でホームパーティの写真がのせられている、
 
 
 
まわりがこうであるから、そうしなければいけないというような意識になることがありますね。
 
ただ、そんなその中の常識や普通と呼ばれるものが、自分にとっての「幸福」につながるかといったらそうだとは限りません。
 
大事なのは、自分がどうしたいのか?とその中身です。
 
結婚をしたからと言って、いつまでも幸せだとは限りません。
SNSでたくさんの友人がいるように見えるかもしれませんが、それがSNS疲れとして負担となっている人も数多くいます。
 
世の中に出回っている情報というのは、表面的なものにすぎません。
幸せそうに見せるために多くの仕掛けが施さとれているものも多数あります。
 
ただ、すべての事象の裏側を想像し、否定する必要はありません。
そうするのかどうかは「自分で決める必要がある」ということです。
 
「そうしたければそうする」という気持ちでいることです。
 
まわりに流されず、自分の大事にするべきものをしっかりと守っていくことが幸せへの近道ではないでしょうか?
 
 
 

3.人間関係の選択肢を広げる

ひとつの人間関係(コミュニティ)にしか属していない人は、そのコミュニティ内でうまくいかなければ、全てが終わりだと感じてしまいます。
 
たとえば、職場と自宅の往復ばかりの生活の人が、職場での人間関係がうまくいっていない時。
 
  • なにか相談できる人もいない
  • 信頼出来る人もいない
  • 仕事以外の趣味の話を気楽にできる人もいない
  • 自分にはその人間関係しかない
 
という危機的状況になってしまいます。
 
そんな人は仕事以外の趣味サークルや、学生時代からの友人、など複数の人間関係を持つことが解決策となってきます。
 
もちろん仕事で忙しい中で、たくさんの人と連絡を取り合うのは難しい時もあるので、自分の無理のない範囲で行ったほうがよいのいうまでもありません。
 
ただ、人間関係において、いくつかの選択肢があるというのは心に余裕が生まれます。
 
選択肢が他にないという状況は、ひどく圧迫感を感じてしまうことでしょう。
 
 
 

4.好きなことに没頭する

なにかに夢中になっているときは、他の些細なことは気にならなくなります。
 
もし、孤独感にさいなまれている人は、夢中になれることを見つけることで、孤独を感じていたことなど、いつの間にか忘れてしまいます。
 
特に女性なんかは、恋人と別れたショックから抜け出すために、新しいことを始め、それが新たな趣味として夢中になり、前向きになれる人が多いようです。
 
孤独や不安を抱えているときは辛いものですが、新たな自分を見つける良い機会だと割り切って考えてみてはいかがでしょうか?。
 
ネガティブな気持ちをバネに新しいことに挑戦してみるも良いでしょう。
 
 
 

5.読書をする

孤独な時は、外部との接触をしたくないという人もいるでしょう。
 
ただ、ひとりで内に閉じこもってしまっては、さらに孤独となり悪循環になってしまいます。
 
そんなときは、読書をすることで孤独を忘れられます。
 
本には、著者の「多くの想いが詰まった言葉」が集約されています。
 
中には、今の自分の孤独感に同調する言葉もあるでしょう。
 
同じような悩みで悩んでいる人は、自分だけではないと実感できます。
 
周囲の近い立場の人の言葉よりも、読書によって得られる客観的な言葉の方が心に響くことが大いにあります。
 
 
 

6.価値を与える

人は、「人に価値を与えることでしか、真の幸せを感じることが出来ない」といわれています。
 
いっけん、何かしてもらったり、プレゼントをもらったりするなど「受け取る」方が幸せな気がしますが、心理学的にはそうではありません。
 
それは、「人に価値を与える」ことで、「自分の価値を認識する」ため。
「人間の承認欲求を満たすことが出来る」というわけです。
 
「自分のため」というよりは「人のため」の方が頑張れますよね?
 
もし、毎日の生活に充実感がなく、無力感や孤独感を感じている人は、「人のためになること」に積極的に取り組んでみるとよいかもしれません。
 
 
 
 

7.スマホを手放す

いまとなっては多くの人が当然のようにスマホを持っています。電車の中、信号待ちの時、ふと暇なとき、ついつい開いてしまいますよね。
 
そして危険なのが、特に用事がなくとも開いてしまうのです。
 
スマートフォンは情報を仕入れる用途としてはとても便利ですが、あまりにも情報が多すぎて、情報に振り回されていませんか?
 
ネットから得られる情報は、多くの人に見てもらうため、目につきやすくするために、誇張された表現や華やかな部分ばかり切り取って、提供されていることが多々あります。
 
そんな華やかな情報ばかり追いかけ、現実の自分と違いに悩む人も少なくありません。
 
今自分がやるべきことに必要のない情報は、あえてシャットアウトし、目の前のことだけに集中する。
 
孤独感から逃れるために、そんな方法もあります
 
 
 

8.わかりやすい人になる

多くの人と打ち解けやすくなるためには、「わかりやすい人」になることです。
 
いつも表情が硬かったり、感情表現が苦手な人は、「気難しい人」という印象を持たれがちです。
 
私もどちらかというと、あまり感情を表に出すタイプの人間ではありません。
 
ただそんな私でも、実際に「気難しそうな人」を目の前にすると
 
「話しかけづらいなぁ~」
「うまく会話出来なそうだぁ~」
 
と思ってしまいます。自分自身がそんなタイプなのにです。
 
もちろん実際に話してみると、「とても良い人だった」ということもよくあります。
 
しかし、私を見た人に対して、そんな印象を与えていたのか・・・と思うと、少しは改善していった方がもっと人間関係もうまくいくのかなと思いますよね。
 
もともと感情表現が苦手な人は、常にテンション高くとか、ユニークなことを言うというのは難しいでしょう。
 
ただ、少し意識して口角を上げるとか、目をぱっちり開くのを意識するとか、それくらいのことでも初対面の印象はずいぶん違います。
 
話すときにも、自分にしかわからないような表現や、専門用語ばかりでなく、その場にいるみんながわかるような共通の言葉で話すことで、理解されやすい人になります。
 
 
 

9.昔の友達に連絡してみる

学生時代を終え、就職をし、仕事で忙しい毎日を送っていると、友人との時間をなかなか持てない人も多いことでしょう。
 
住む場所が変わったり、環境が変われば、学生時代に仲の良かった友人と疎遠になってしまったということも珍しくはありません。
 
ただ、若い時に苦楽を共にした友人というのは、たとえ何年も連絡を取っていなくとも仲間意識は消えないものです。
 
小、中、高、大学などの学生時代の親友、入社したての若手の苦しい時代を共に過ごした仲間。
 
そういった人たちであれば、何年連絡をとっていなかったとしても、あなたのことを仲間だと思っているはずです。
 
そして久しぶりに会えば、当時のままの気持ちで打ち解けることが出来ます。
 
私自身も冠婚葬祭などの際に、10年以上会っていなかった学生時代の友人と再会したことがありましたが、やはり当時の懐かしさのまま打ち解けることができました。
 
案外向こうも「あいつ、どうしているのかなぁ~」と気にしてくれていたということもありますからね。
 
 

10.動き出す

人は、大きな不安や孤独感にさいなまれると、ひどく自信を失ってしまいます。
 
「私がいままでやってきたことは間違いだったのか」
「自分に能力がないから仕事もうまくいかないんだ」
「恋人と別れてしまったのも自分に魅力がないからだ」
 
ネガティブの矛先がすべて自分に向けられてしまいます。
 
 
しかし、実際には少しタイミングが悪かったり、ツキがまわってこなかったりその程度だったりするんです。
 
すべてを完璧にできる人などいませんし、自分の力ですべてをどうにかできる人もいません。
 
「諸行無常」という言葉があるとおり、うまくいくこともあればうまくいかないこともあります。
 
形あるものは壊れることもあり、また新しいものが生まれます。
 
 
いま気持ちが沈んでいるのも、自然な出来事であり、
「悪いことがあったならば、いずれ良いことがあるだろう」という気持ちで、行動を起こしていきましょう。
 
そして、仕事がうまくいきだしたり、新し恋人が出来たり、新たな自分の可能性に出会えたり、、
 
すると、あんなに自信を失って自分に絶望すていた時期すら、「あんな時もあったな・・・」と懐かしく思えます。
 
 
落ち込んでいるときに、無理に自信を持とうとする必要はなく、「そんなこともある」というフラットな気持ちで行動し続けることが解決への近道です。
 
 
 

まとめ

孤独や不安を背負っている人に、ただ単に「前向きに!!」「細かいことなんか気にするな!」と言っても、なかなかそうは考えられないものです。
 
そんなに簡単に気落ちを切り替えられたら苦労しません。
私自身も人一倍、細かいことを気にする性格で気持ちが落ち込みやすく、その性格自体に落ち込むことばかりでした。
 
「頑張ってればそのうちいいことがあるよ」とか「これからなんでもできるよ」なんて言われても、そんなものは気休めだと思っていました。
 
そもそもの人間の性質として、「過去」→「現在」→「未来」というように流れで考えているからです。
 
過去がこうだったから、現在がある、そして現在がこうだから未来もこうなる。
 
というように、過去を根拠として現在を、現在を根拠として未来のあり方を考えます。
 
孤独感や不安も、過去を根拠として生まれてきています。
 
 
ただ、過去は変えることが出来ませんが、現在は変えることが出来ます。
 
未来に何が起こるかはわかりませんが、こうでありたいと想像することはできます。
 
 
もはや変えることのできない過去に囚われるのではなく、自分の望む未来を想像してみること。
 
そして想像した未来にたどり着くべく、現在を変えていく。
 
そうすれば、悔やむべき過去も「そんな苦労をしたこともあったな」という懐かしくも、かけがえのない思い出に変わります。
 
すると思考の順序を「未来」→「現在」→「過去」というように逆転することすることが出来ますよね。
 
 
漠然と過去を悔やむのではなく、未来を想像することで現在をどう変えていくかが見えてくるはずです。
 
 

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