自己啓発書はエナジードリンクのようなもの。
本屋さんっていいですよね。
ひとつの場所であらゆるジャンルの知識や感性に触れられるところって他にないですよね。
自分の知識を深めたり、新たな発見や気づきがあったり、、、
自分の可能性を広げてくれる場所だと思います。
自己啓発書の落とし穴
そんな本屋さんのなかでも、「自己啓発書」、「ビジネス書」というのは、人気もありますし、数多くの種類が出版されています。
僕も、自己啓発書は読むことはありますし、とてもタメになることが書いてあると思います。
しかし、自己啓発書は捉え方を誤ると、プラスどころかマイナスにすらなる可能性があります。
自己啓発書というのは、「一流になる」、「成功する」ための、手段や習慣、精神論が書かれています。
「一流のビジネスマンになる為の、15の法則」
「20代でやっておきたい18のコト」
「Googleが・・・」、「マッキンゼーが・・・」、「ゴールドマンサックスが・・・」
こんな感じのタイトルが多く並んでいますね。確かに手に取りたくなってしまう。これを読んだら自分もその領域に近づけるんじゃないかと思ってしまう。
とても分かりやすく、手に取りやすいタイトルですが、そう思ってしまうのが落とし穴ではないかと思います。
自己啓発書は弱者にこそ突き刺さる
読んでみると一流企業の人でなくとも、一般の人にも読みやすく、わかりやすい内容となっています。
わかりやすいからこそ、「よしっやってやろう!! 」、「俺もこんな風になれるかもしれない!!」と、やる気がわいてきます。
更にいうなら、読んだだけで「成功の法則」を身に付けた気にすらさせる魔力があります。
しかし、それは勘違いです。多くの場合何も変わりません。
自己啓発書を手に取る多くの人は、「現状に満足していない」、「もっと多くのお金を稼げないか」、「もっと豊かな人生にしたい」。
そんな考えを日々抱いている人だと思います。
そんな悶々とした気持ちに突き刺さるタイトルになっているんですよね。
僕も本屋さんに行くとよく突き刺されています(笑)
書いていることが間違っているとは言いませんが、読んだからといって現状の自分に何かプラスになったと言えば、何も変わっていないはずです。
自己啓発書はエナジードリンクのようなもの
自己啓発書を読むことで、「やる気」が出てきますが、それは一時のもので、エナジードリンクを飲んだ時のそれとなんら変わりありません。
疲れているときにエナジードリンクを飲むと、なんだか元気が湧いてきて疲れが吹っ飛んだような気になります。
それは、多くの場合はエナジードリンクに含まれるカフェインが脳に覚せい作用を与えているにすぎません。
エナジードリンクを毎日飲んだからと言って、健康になったり、体質が改善されることはない。
むしろ、海外では飲みすぎによる死亡事故すらあるほど。
自己啓発書も、読んだからといって、一流の人の技能、知識、経験が身につくわけではありません。
読んでやる気は出るかもしれませんが、多くの人は具体的に何をするべきかわからず、行動を起こすことなく、終わってしまいます。
しかし、行動にはしないものの本に書かれていた、手段や経験は知識として自分の頭にインプットされるので、それらが身についたような錯覚に陥ってしまいます。
それらは、自分に身についた知識ではなく、本の言葉を暗記したにすぎません。
そんな知識を、職場の後輩や、友人にさも自分の言葉のように話そうものならただのイタい人となってしまいますね。
ただ、正解もあります
自己啓発書にしろビジネス書にしろ、あらゆるノウハウ本にしろ、読んだだけなら、なにも身についていません。
ただし、読んだだけならです。
読んだだけでなく、自分の中に落とし込み実行できるならば、読む価値は大いにあると考えます。
それぞれの著書の中には、実際に成功している人の考え方や、日々の行動理念などが記載されています。
言葉の中には、キーポイントとなるフレーズや真実が隠されているはずです。
真実を読み取り、自分の生活の中に取り入れ実行することができて初めて役立つものです。
本に限らず、現代ではあらゆる情報が飛び交っています。
「Twitter」「facebook」等のSNS。あらゆる情報サイトやブログ。数々のニュースアプリなど。
それら膨大な情報が、手のひらにあるスマートフォンから常に入ってきます。
情報を仕入れるのは大事ですが、常に何が真実なのか見極めなければなりません。
エナジードリンクに頼らず、本当に健康な身体を手に入れたいのなら、栄養バランスのとれた食事をし、適度に運動をし、規則正しい生活が必要です。
自己啓発書にあるような、憧れの生活を送りたいのなら、自分の目で観察し、自分の身体で体験し、自分の頭で考え、行動しましょう。
それではまた!!
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