「気付いてないのは自分だけ!?」いびきを治す原因別対処法!5選
ある統計によると、日本のいびきをかく人の割合は、男性でおよそ25%、女性で10%という調査結果があるそうです。
統計によると男性は4人に1人という高い割合です。ただ、女性においても、およそ10人に1人の人がいびきをかいているということになります。
多くの人が知らず知らずのうちにいびきをかいている心配があるということです。
私自身も自覚はなかったのですが、「いびきかいてたよ」と言われたことが何度もあります。
そんなだれもが無視できないいbきの原因と対処法をしょうかいします。
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いびきに悩む人
いびきは睡眠中に無自覚で行われている為、その原因やどれくらいの煩さなのか、いびきをかいている当人でも把握していない部分も多い事でしょう。
割合でいうと男性のほうが圧倒的に多いのですが、悩みの大きさならば女性の方が深刻でしょう。
主な理由として、「いびきを聞かれたら恥ずかしい」、「同居人に迷惑をかける」などなど。女性ならば絶対に他人にはいびきを聞かれたくないと思うのも無理はありません。
そんないびきの原因は数多くあり、原因によって対策方法も変わってきます。
自分のいびきの原因しっかり把握することが大切です。
いびきをかく5つの原因
1、首周りの脂肪が多い人
いびきの原因として最も多いのが「肥満」です。太っていることで首回りや舌に脂肪がたまり、気道を狭めてしまう為です。
就寝時には舌が重荷でのどの奥に落ち込んでしまい、気道がさらに狭まるので、いびきをかきやすくなってしまいます。
そして要注意なのが、「太っていない人でもいびきをかく」ということ。
太っていなくとも、「運動不足」などで、首周りに脂肪がついている人はいびきの「危険大」です。
分かりやすい例でいうと、2重あごの人などはその典型です。
体重に関係なく、二重あごになる原因としては、「舌を支える筋肉」(オトガイ筋)や「首を覆う筋肉」(コウケイ筋、舌骨筋肉)などの筋力低下があげられます。
解消法
■ダイエット
いびきの原因が、肥満や筋力低下の人は、まずダイエットをして脂肪を落とし、首周りの筋力を鍛えるようなトレーニングやマッサージを行うことで、いびきの解消が望めます。
しかし、ダイエットも筋力強化もすぐに効果が表れることではありません。ある程度の効果が見込めるまでには時間がかかります。
■寝てる時の姿勢を変える
そんな人にオススメの方法が「横向きに寝ること」。
横向きに寝ることで、いびきの原因であった就寝時の舌の落ち込みを防ぐことができ、気道が確保され、いびきの予防となります。
もちろん、どんな人でも100%治るわけではありませんが、効果のある人はこれだけで治ります。
手軽で即効性があるのがこの方法なので、試してみるのもいいかもしれません。
・横向きでも熟睡できるための枕
・気道を確保するための枕
■マウスピースor鼻マスク
また別の方法として、マウスピースや鼻マスク(CPAP)を用いて気道を確保するという方法もあります。
マウスピースは、ドラッグストアなどで手軽に購入できるものから、歯医者で患者の合わせて作成する10万円以上するものまで様々です。
鼻マスク(CPAP) は、病院でレンタルされるものから、ネットで購入できるものまであります。
マウスピースにしろ、鼻マスク(CPAP)にしろ、いびきに効果的なのは確かですが、根本的ないびきの原因がなくなるわけではありません。
これらをうまく用いながら、減量や筋力増強に励むことが大事です。
2、鼻がつまっている
鼻が詰まっていると、花呼吸に支障をきたし、寝ている間に口呼吸をしています。
寝ているときに口呼吸だと、鼻呼吸時よりも気道が狭くなり、空気抵抗が大きく、いびきの原因となります。
解消法
鼻のつまりが一時的なものである場合は、ドラッグストアなどで鼻腔拡張テープ を購入し、鼻に貼って寝るだけで、鼻の通りがよくなり改善されます。
手間をかけて病院に行く必要もなく、安価であるためとてもおすすめです。
3、扁桃腺が大きい
上記の、肥満と鼻のつまり、どちらにも当てはまらないという人は、扁桃腺の肥大が関係している可能性があります。
扁桃腺は、喉の奥両側にあるリンパ組織であり、通常幼少期に大きくなり、中学生ころから徐々に小さくなっていきます
しかし、扁桃腺の大小には個人差があり、まれに大人になっても大きいままであったり、細菌やウイルスによって大人になってからも再び肥大化する人も少なくありません。
扁桃腺の肥大化により、睡眠時の気道を塞いでしまうため、いびきの原因となります。
解消法
細菌やウイルスによる扁桃腺肥大を防ぐには、手洗いうがいをしっかりとし、ビタミンCの摂取による免疫力向上、喉の乾燥を防ぐためにマスクを着用するなどを取り入れるとよいでしょう。
扁桃腺は、大人になってからは自然と小さくなるということはありません。いびきを解消するために、手術によって扁桃腺を切除するというのも方法のひとつです。
4、顎が小さい
割合的にはそこまで多くはないですが、「顎が小さい」ことがいびきの原因ともなります。
これは現代の食べやすさを追求した食生活に深く関係しています。
現代では固い食べ物を食べることが少なくなり、顎の筋力がどんどん衰えています。顎の噛む為の筋力が弱いと、睡眠時に舌を支えることが出来ず、舌が落ち込み、気道を狭くしてしまいます。
また、顎が小さい人は通常よりも顎が奥に後退していて、常に気道が狭くなりがちです。
幼い頃から柔らかいものばかり食べ、固いものを食べる習慣がない人は、無意識のうちにいびきをかいている可能性があります。また、真横から見た時に顎が後ろに後退している人も危険です。
解消法
マウスピースなどでいびきを防ぐ事はできますが、そもそもの骨格の問題の為、自分自身で治すことはできません。
完全に治す為には医師の診断を受け、顎の骨延長手術を受ける必要があります。
5、女性ホルモンの減少
いびきをかく人の割合は60台に限定すると男性60%、女性45%と女性の割合が大きく増えています。
これは、いびきには女性ホルモンが大きくかかわっているからです。
女性ホルモンには、舌支える筋肉(オトガイ筋)を緊張させる作用があるため、気道を広く保つ事が出来ます。元々男性に比べ、女性のほうがいびきをかきにくいのはその為です。
加齢に伴い、女性ホルモンの分泌量が急激に減少してしまうため、いびきをかく女性が増えるというわけですね。
舌を支える筋力を落とさないように、心がけるとよいでしょう。
その他のいびきの原因
アルコール
アルコールには筋弛緩作用があるため、全身の筋肉が緩みます。そのため、舌がのどの奥に落ち込み気道をふさいでしまうため、いびきをかきやすくなってしまいます。
さらにアルコールの摂取により血行が促進されるため鼻の奥の血管が膨張し粘膜が腫れて鼻詰まりを起こしやすくなり、さらに気道が狭まってしまうという要因もあります。
普段いびきをかかない人や、そこまでうるさくない人でも、アルコールを飲んだ日の夜はいびきがうるさくなるのにはこんな要因があるからです。
しかし、アルコールによるいびきは一過性のモノであり、特に心配する必要はありません。
自分に合ったいびき対策を
以上のように、いびきといっても数多くの原因があり、人によっても対策方法は変わってきます。自身のいびきの原因はどのパターンなのかをよく理解し、適切な対策を行う必要がありますね。
軽度なものならば、そこまで気にする必要はありませんが、ひどい場合には「睡眠時無呼吸症候群」などの危険性もあります。
また当人には自覚がないパターンが多いため、自分はよくともパートナーへの負担がかかったり、睡眠が浅くなったり、ほかにも多くの弊害が出てくる危険性があります。
それが女性ならば、悩みもより一層でしょう。
いびきは、しっかりと対策をすれば必ず治るものなので、気にになる場合は一度耳鼻咽喉科や睡眠クリニックで診断を受けてみるのもいいかもしれません。
→「うるさいだけではない」いびきの悪影響!早く対策しないとヤバいことに・・
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