「朝からだるい」その疲労感の原因は副腎疲労かもしれませんよ?
見た目はいたって健康で、特に身体に悪いところもない。
自分自身でも特に「どこかが悪い」という自覚もない。
なのに、いつも倦怠感に襲われている。いつもなぜか身体がダルイ。集中力がいまいち続かない。
そんなあなたは「副腎疲労」かもしれません。
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実は怖い副腎疲労とは?
副腎皮質はエネルギー代謝や、血糖調整などの生命活動を維持するために重大な役割を果たす器官です。
その副腎皮質が、ストレス等の外部刺激に晒され続けることで、その対応に追われ、疲弊し、本来の生命活動機能が失われてしまいます。
それを「副腎疲労」と呼びます。
副腎疲労になるとどんな影響が?
副腎疲労にみられる最も大きな影響は、「極度の疲労」です。
副腎疲労に悩む人の多くは、どこも悪いところはなく一見健康そうに見えますが、身体疲労、精神疲労、脳疲労、全ての疲労に悩まされています。
また副腎は、様々な器官に命令を出すという重大な役割を担っている為、副腎の疲弊により、疲労以外の様々な悪影響が起こります。
疲労症状
- 疲労
- 体力減少
- 無気力・無関心
- ベッドから起き上がれない
- 集中できない
- 明確な思考の困難
疲労以外の悪影響
- 体重減少(増加)
- 脂肪増加、筋肉減少
- 低血圧(高血圧)
- むくみ
- 眠れない
- 眠ってもすぐに目が覚める
- 体の痛み(関節、背中など)
- 震え、動悸
- 抜毛
- 塩分を好む
- コーヒーを好む
- 甘いものを好む
- 脂肪分を好む
これらは副腎が疲弊している人の特徴です。自分自身に心当たりはないでしょうか?
コーヒーを好む
朝一杯のコーヒーがないとなにかスッキリしない。そんな人は副腎疲労の疑いがあります。
副腎疲労になると、やる気が減退し集中力、判断力が低下します。
多くの人は起床後、重い身体を起こし、仕事なり用事、雑務に取り組むためにたくさんのエネルギーを必要とします。その際、コーヒーに含まれるカフェインに頼ることで、やる気を出そうと試みるパターンが多いのです。
そのため、やる気をコーヒーに依存している人は副腎疲労の疑いがあります。
・カフェインは眠気覚まし効果だけじゃないですよ?実は悪影響かも?
塩分を好む
副腎は水分、ナトリウム、カリウムなどのバランスをコントロールする器官でもあります。
そのため副腎疲労が起こると、ナトリウム不足、カリウム過多というバランス崩壊減少が起こりまう。
結果、体内では塩分が不足し身体が塩分を欲するようになるわけです。
副腎疲労の大きな要因とは?
実は副腎疲労の明確な原因というのは、未だはっきりしていません。しかし、副腎皮質ホルモンの過剰分泌が副腎疲労へとつながるため、そこに原因があると考えられています。
ストレス
副腎皮質ホルモンの過剰分泌の最大の要因は「ストレス」です。
継続的に過度なストレスに悩まされた結果、副腎疲労へと陥ってしまうパターンが最も多いです。
仕事、人間関係、経済的不安、これらの要因が長期的なストレス原因となる可能性が高いです。
タバコ
タバコに含まれるニコチンは副腎皮質を刺激し、ホルモン分泌を過剰にします。
タバコは、慢性的に吸う人が多いうえに、ストレスがかかっているときに吸う場合が多いため、副腎への負担はかなりのものとなります。
コーヒー
コーヒーも副腎皮質ホルモン分泌を促しタバコ同様に常習性や、ストレス環境、徹夜での仕事の場などと、負担の大きい場面での服用機会が多いため、注意が必要です。
副腎疲労から抜け出すためには
自分自身で日々の生活を気を付けることで、副腎疲労を軽減することが出来ます。
ストレスを避ける
なによりストレス環境を脱することが最も効果的です。
・ストレスを解消する3つの方法とストレスを受ける3つのタイプ
運動すること
副腎疲労に陥ると、極度の疲労感に見舞われますが、適度な運動を取り入れることで、症状の緩和が見込める場合があります。
タバコやコーヒーをやめる
タバコやコーヒーはアドレナリンや、コルチゾール等の副腎皮質ホルモンの過剰分泌へとつながります。
タバコやコーヒーに頼らずとも、やる気を起こせる健康体を目指しましょう。
サプリメントを飲む
おそらく極度の疲労状態の中で、運動を取り入れたり、生活習慣を変えるというのは相当大変ですよね。ストレスもすぐに自分ではコントロールするのもなかなか難しいでしょう。
そんな時には、疲労の原因となっている活性酵素に働きかけるサプリメントに頼るのもひとつの手です。サプリメントで疲労を軽減しつつ、生活習慣自体を改善していくのが現実的です。
私も利用していますが、サプリメントを飲むだけなのに、即効性も高く、本当に身体が軽くなります。
栄養補給する
ビタミンBやビタミンCなどを初め、副腎疲労に効果的な栄養を摂取しましょう
ビタミンC
ビタミンCは、副腎皮質ホルモンである「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」の合成を助けます。これらは副腎疲労に有効だと考えられています。
ビタミンB
ビタミンBは副腎皮質ホルモンの生産を助けるだけでなく、副腎自体の縮小を抑える働きがります。
マグネシウム
ストレスの対応には多くのマグネシウムを必要とするため、長期的なストレスに悩まされる人はマグネシウム不足となります。また、マグネシウムはリラックス効果や、副腎疲労症状の一つである筋肉の痙攣を緩和してくれます。
塩水を飲む
副腎疲労になると、体内では慢性的なナトリウム不足となり為、塩分を摂取することで疲労感が和らぎます。
目安として、小さじ1/8~1/4程度の塩を200mlの水に溶かして飲むと、やる気の回復や、活動の原動力が生まれます。
まずは自分で自覚することです
副腎疲労の恐ろしさは、当人でさえ自覚がないことです。
外から見ても、自分自身でもいたって健康そうであるところに落とし穴があります。
「なんか疲れたな」「寝てもすっきりしないな」「集中できない」「食生活が乱れてる」
こんな症状に覚えはありませんか?仕事が忙しかったりして日々の生活に追われていると、単に「疲れがたまっているだけ」と見落としがちです。
しかし、それはまぎれもない「副腎疲労のサイン」かもしれません。
自身の身体の異常には自分しか気づくことが出来ません。
日本人は、「自分が我慢すればいいだけ」とため込む癖があるので、真面目な人ほど注意が必要なんです。
自身の身体の異変に耳を傾けてみて下さい。
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