「悪いことだと思ってない?」人見知りの人が思い込んでいることの特徴
幼い頃から人見知りで、初対面の人と話すのが苦手という人。
それは思い込みです。
「いや、思い込みじゃないし、。本当に苦手でうまく話せないんだよ、、」
こんな声が聞こえてきそうですが、それこそが思い込みです。
「私は、昔から人見知りでうまく話せないんだよな・・・」という思い込みこそがあなたを人見知りにさせ、うまく言葉が出てこなくなっちゃうんです。
見出し
人見知りの人とは細かな変化に敏感な人
人見知りの特徴として、相手の細かな表情の変化やしぐさ、声のトーンなどあらゆる情報を敏感に読み取ります。そしてそれらの情報をもとに、相手の感情や思考を察知し、相手の感情を想像します。
いま怒っているのか、喜んでいるのか、テンションが高いのか、低いのか、、
そんなことを無意識のうちに考えてしまいます。それはもう生まれつきなのか、育った環境なのか、人それぞれですが、どうしても考えてしまうんですね。まさに私自身がそうでしたから。
しかし、そんな細かな変化を敏感に察知してしまうからこそ、相手に気を遣いすぎてしまうんですね。
自分の発言や行動によって、相手がどんな反応を示すのかを、、、
相手はどんな話が好みなのか、今の自分の会話はウケたのか、、つまらないと思われてしまたのではないか、、もしかしたらもはや嫌われてしまったのではないか。
そんな風にあれこれ考えてしまいます。これではなかなか初対面の人に話しかけたり出来ないですね。
しばらくすると慣れてきて、段々と話せるようにはなってきたりはするんですけどね。
些細なことが気になりすぎて悩んでいるという人はコチラの本を参考にしてみて下さい。すごく共感できる部分が多く、すっきりします。
人見知りは刷り込まれた思い込み
相手の感情を敏感に察知することは悪いことではありません。むしろそんな細かな点に気付くのだから、良いことです。
しかし、気付きすぎてうまく話せないことを、幼い頃から否定的に言われて育ってきたのではないでしょうか?
まだ幼いころに、親や周りの大人にこんな言われたことはありませんか?
「おとなしい子なので、、」「結構人見知りをする子なので」「なんでちゃんと話せないの?」
幼いころであれば、知らない人への警戒心も強く、むしろちゃんと話せなくても当然でしょう。
しかし、そんなうまく話せないことに対し、否定的に言われて育ったがために、いつしか自分は人見知りなんだ。それはダメな事なんだ。。
成長するにつれてそう認識するようになっていきます。
これが人見知りだと思い込む、最初の原因であり、最大の原因だと言えます。
学生時代に人見知りが定着してしまう
学生生活というのは、そんな人見知りの影響が顕著に表れます。
うまく話せなければ、仲間はずれにされたり、変な奴扱いを受けたり、しまいにはいじめに発展したりもします。
それは、人見知りに限らず「人と違うということ」が悪としてとらえられ、否定されてしまいます。
多くの人はその時の経験を「コンプレックス」として、自らに「人見知り=悪」というレッテルを貼られ、生きていくこととなります。
大げさな言い方かもしれませんが、こういった人は多いのではないしょうか?
もちろん転機が訪れ、自分で克服する人もいます。
しかし、大なり小なりこういった経験をし、無意識にコンプレックスとしている人が多いのは事実。
人間は思い込む生物
人間の思い込みの力というのは侮れません。
口にすること、耳にすること、何気ない行動の習慣。
その時は特に気に留めなくとも、確実に脳に刷り込まれています。
それらが無意識のうちに思い込みとなり、人格やあなたの行動指針を形成します。
知らず知らずのうちに「人見知りの自分」を演じてしまっている可能性があるのです。それは幼いころから、人見知りであるといわれて育ったがために、「自分は人見知りなんだ」と思い込み、無意識にそうであろうとしてしまうのです。
自分では「人見知りを治したい」と思っていても、なかなか抜け出せないのは、「自分は人見知りだ」というレッテルがあるため、脳がそう認識してしまっているためです。
その結果、ますますうまく話せなくなり「人見知りスパイラル」から抜け出せなくなってしまいます。
人見知りの人が思い込んでいること
そんな「人見知りスパイラル」にどっぷりハマっている人が思い込んでいること。
もし自分がなんで人見知りなのかを考えたことがない人は、自分に心当たりがないか考えてみて下さい。
自分は人見知りであるということ
先ほども書きましたが、「自分は人見知りなんだ」という思い込みはよくありません。実際に初対面の人との会話が苦手でも、まずはその「苦手だ」という考えは燃えるゴミに出しましょう。
うまく話せる人もいれば、話せない人もいる。それだけのことです。
会話が弾まないことはダメ
「初対面でうまく話せなかったら・・・」
「会話が弾まない・・・どうしよう・・・」
会話とは自分と相手の両者がいて成り立つものです。会話が弾まなかったからといって、自分のせいだけではありません。両者の問題です。
自分だけで深く抱え込む必要はありません。
→会話が苦手な人が「聞き上手」になるために心がけるべき「教わる姿勢」
うまく話せないと嫌われてしまう
会話がうまくいかなかったからといって、相手に嫌われてしまうという事はありません。あなたが思っているほど、人はあなたのことは気にしていません。会話の時の印象など、その日が終わるころにはスパッと忘れています。
あなたがどうしても気になるのはわかりますが、「意識して気持ちを切り替えて」いきましょう。
嫌われてしまうことは悪いこと
あなたにそんな気がなくとも、人から嫌われてしまうということは必ずあります。しかし、そんなことにショックを受ける必要はありません。
そもそも他人なんですから、違うことが当たり前です。会話がかみ合わなかった。価値観が違った。当然のことです。
全てが全く同じ人間などいません。考えが近ければ、正反対の人もいます。長所もあれば短所もあります。それが人間です。
たとえ嫌われたとしても、死ぬわけじゃありません。あなたの人生がそこで終了するわけじゃありません。
全く気にする必要はないです。
人見知りじゃない=うらやましい
人見知りの人は、人見知りじゃない人を羨ましがる傾向にあります。
「自分もあんな風に話せたらなぁ~」と、、私自身もよくそう思っていました。
先ほども書いたように、人には長所と短所があります。
しゃべることが強みの人もいれば、黙々と作業をするのが得意な人もいます。
あなた自身の強みって何でしょうか?
短所ばかり気にしてしまうと、自分の強みや魅力が見えなくなってしまうものです。
自分の強みや、自分の好きなもの。これを明確にして、大事にしていくことで短所など気にならなくなります。
→行き詰まった時こそ得るより捨てるコト。余計なもの見極めることこそ幸せへの近道。
会話とは自分の思いを相手に伝えること
会話で大事なのは、「自分の思いを相手に伝えること」これがすべてです。
もちろん盛り上げたり、雑談をしたりということも大事なことではあります。しかし、それらは「自分の思いを相手に伝えること」の付属品であり、引き立て役です。
口数は少なくても、つい聞き入ってしまうような説得力のある話をする人っていますよね?
それは会話の基本である「自分の思いを伝える事」をしっかりと実行しているから。
口数が多ければ良いってわけではないんですね。
人見知りの人は、自分の思いを相手に伝えるというよりは、相手の顔色をうかがうことに必死です。
「相手に気に入ってもらえる返しができるだろうか、」
「沈黙を何とか埋めなきゃ、、」
「相手はどう思っているんだろう、、、」
そんな風に相手の顔色を窺ってばかりでは、「自分の思いを伝える」などできるはずがありませんね。
気にせず自分の考えを口にする
もう相手の顔色ばかりうかがうことはやめにしましょう。
嫌われたっていいんです。失敗したっていいんです。
自分の考えを、自分の言いたいことを言いましょう。
そのほうがあなたが何を考えているの、どんな人間なのかがダイレクトに伝わります。
気を遣って会話していたら、相手にもそれは伝わります。それではいつまでたっても本当に打ち解けることなどできません。
いつまでも気を遣って話しているより、思っていることを口にしたほうが、案外スムーズに会話が弾むことがありますよ。
もう嫌われちゃってもいいや!変だと思われちゃってもいいや!そんなの気にしない!!
これくらい軽い気持ちでポンっと言葉を放り出してみて下さい。
案外なんともないですよ。
人は案外理解してくれている
たとえ、自分の思うように話せなかったとしても、あまり気にする必要はありません。
相手は意外とあなたのことをわかってくれているものです。
「緊張していて、うまく話せていないんだな」
「一生懸命話そうしてくれているんだな」
という気持ちは伝わっているものです。
むしろ、ペラペラとおしゃべりな人よりも、うまくしゃべれないながらも、そんな気持ちをもっている人の方が好印象だということも珍しくはありません。
むしろ、初対面の時にうまく会話が弾まなかったからと言って、それだけで「この人はつまらない」というような判断を下してしまうような人とは、結局は気が合わないので気にする必要はありません。
何度か回数を重ねているうちに、緊張もほぐれ、いつものあなたらしく会話できるようになってくるものです。
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