幸せホルモン「セロトニン」を増やし、現代のストレス社会を幸福に生きる方法
豊かな生活を送るために必須な、幸せホルモン「セロトニン」
セロトニンが分泌されると、様々なメリットがあります。
脳の活性化、集中力が高まる、イライラが減る、睡眠の質が上がる、姿勢が良くなる(見た目が美しくなる)、身体の痛みなどを軽減する。
セロトニンとは、人体に欠かすことができないホルモン(正確には脳内物質)であり、セロトニンをうまく分泌してあげることが、身体の不調を解消し、エネルギッシュに行動できるようになります。
つまり、自分のやりたいこと、実現したいことに向かって進みやすいコンディションが整うということ。
逆に幸せホルモン「セロトニン」が欠乏していると、常に身体がだるく、頭もぼーっとする、なんかやる気が出ない。
現代には自分では気づかない、もしくはそんなもんだと思い込んでしまい、常にそんな無気力状態に見舞われている人は結構多いと思います。
無気力状態を脱出し、幸福度を高めるためのセロトニン増幅法を紹介します。
「セロトニン」をよりくわしく。
「幸せになりたい」と願う人のための幸福感を高める生活をする方法
見出し
幸せホルモン「セロトニン」を効率よく増やす方法
太陽光を充分に浴びる
セロトニンは、2500~3000ルクス以上という高照度の光によってのみ、分泌されます。
室内の照度はどんなに高くても、500ルクス程度まで。
多くの人が、ただ目覚ましをかけて、重い身体を起こして、慌てて出勤する。
それでは結局のところ物理的には身体を起こしていますが、身体機能的には活動できる状態には移行していません。
朝起きたら、まずはカーテンを開け、太陽光をしっかりと取り入れる。
朝太陽光をしっかりと浴びることで、網膜を通じ脳に刺激が伝わり、セロトニンが分泌され、目覚める。
毎朝、眠い・・・もっと寝たい・・・と、ダラダラしていても改善はされません。
まずは目覚めたら一番にカーテンを開ける。そして毎日継続して習慣にすることです。
リズム運動がセロトニンを活性化させる
セロトニンの分泌を促す要素として運動も大きな要因となります。
それも、一定のテンポで繰り返されるリズム運動が有効です。
特に、手軽で今すぐにでも始められるウォーキングがおすすめ。
セロトニンの分泌を目的とした場合、ダンスや球技などのような、激しい運動よりは、簡単で単純な動きを繰り返すほうが効果的です。
ウォーキングのほかには、ジョギング、サイクリング、スクワット、変わり種としてフラダンスなんかもセロトニンの分泌に有効な手段であります。
そして、なにも長時間やる必要もなく、そこまで意気込んでやる必要もありません。
最低5分、最高30分
毎日運動をするというと、「そんな時間取れない」、「次の日に疲れが残って仕事にならない」
そんなことを言う人がいますが、そこまで意気込んでやる必要はないんです。
それでは、初めはよくても長続きしませんからね。
毎日最低5分、最高でも30分でOK。
大事なのは集中して行うこと!
ウォーキングをするにしても、ダラダラとテキトーに歩いてもセロトニン神経の活性化は望めません。
最も効果的な環境としては、静かで自然豊かな場所がよいでしょう。
例えば、早朝の公園など、、、毎朝歩き習慣を身に着けるだけで、セロトニン神経の活性化に必要な「太陽の光を浴びる」と「継続的なリズム運動」が同時に行えますね。
自分のお気に入りスポットや楽しみ方を見つけるのも、苦なく継続する秘訣です。
まずは3か月を目指して
何事もそうですが、一度やったからといって、すぐに効果が発揮されるわけではありません。
ましてや、長年染みついた生活環境を変えるのは時間がかかるものです。
まずは、「3か月」を目指してなんとか欠かさず継続していきましょう。
3か月もすれば、今までなんか落ち込みがちだった、元気が出なかった、頭が重かった、寝ても疲れが取れない、といった症状に変化が現れます。
「太陽を浴びる」、「継続的なリズム運動」はお金もかからず、誰でも今すぐ始められます。
あとは実際に始めてみるかどうか、少し面倒だなと思ってもまずは3か月目指して続けられるかどうかだけです。
普段、なかなか元気が出ないような人はぜひ始めてみることをお勧めします。
丹田呼吸法のリズム運動
普段、人間が呼吸の時に主に利用しているのが、「横隔膜」です。
しかし、セロトニンの分泌に有効な「丹田呼吸法」とは、へその更に下の下腹部に位置する「丹田」を意識した呼吸法です。
普段、無意識に行っている呼吸は「吸う」ことをメインとしていますが、「丹田呼吸法」では、「吐く」ことをメインとして行います。
実際に、肺にある空気を全部吐き出すつもりでゆっくりと息を「吐いて」みてください。
へそのあたりに意識が集中しているのがわかりますよね?
こうした「吐く」ことを意識する呼吸法が「丹田呼吸法」と言い、セロトニン神経の活性化に効果的です。
座禅、ヨガ、太極拳などもこの呼吸法を取り入れているので、本格的にやってみたい方にはおすすめです。
ガムをかむ
モノを噛む「咀嚼」という行為も、リズム運動として非常に効果的です。
日常で手軽に行るのが、「ガムを噛む」こと。
よくメジャーリーガーがガムを噛んでいるのを見かけることがあると思います。
スポーツ選手がガムを噛んでいるのは、セロトニンの分泌を促し、集中力の増加させたり、ネガティブな気持ちを軽減したりと、大事な局面でのパフォーマンスを向上させる効果があると、科学的に証明されています。
カラオケ
カラオケは、意識せずとも「息を吐く」という「丹田呼吸法」と、腹筋の「リズム運動」になるため、セロトニンの文筆にとても効果的です。
おすすめは、30分間の一人カラオケです。一人ならば30分でも十分に歌えますし、人目を気にせず熱唱できます。そして、仕事終わりなどに行けば、ストレス発散にもなり、一石三鳥です。
セロトニンの分泌を促す食べ物
セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸を織り込むことで、合成されます。
また、炭水化物やビタミンB6を多く含む食材がセロトニンの分泌を促します。
・納豆、味噌汁
大豆製品には、トリプトファンが多く含まれ、セロトニンの分泌に効果的です。
日本人が古くから、朝食に納豆、味噌汁、ご飯を摂取しているのは、科学的にもセロトニンの分泌に効果的であるわけですね。
・乳製品
乳製品にも、トリプトファンが多く含まれ、牛乳、ヨーグルト、チーズなどがおすすめです
・バナナ
バナナは万能食材で、トリプトファン、炭水化物、ビタミンB6、すべてを摂取することが出来ます。
朝食に、ヨーグルトとバナナを摂取するのは、大変効果的です。
現代人はセロトニンが欠乏している
現代人は、「太陽の光を浴びる」、「リズム運動」、「食生活」、すべてが不足しつつあります。
なかでも「太陽の光を浴びる」、「リズム運動」は重要で欠かすことができません。
バナナなどは、セロトニンの分泌に効果的な食材ではありますが、あくまでも促すにすぎませんので、それだけで事足りるということではありません。
日ごろから、「太陽の光を浴びる」、「リズム運動をする」という事を意識して行わなければ、現代人のセロトニン不足は解消することはありません。
身体に不調を感じている人は、セロトニン神経を活性化させることが、自分の理想を実現し、豊かな生活を送るために必須だといえます。
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