知らずに疲れやすい身体に?高グリセミック指数食品とは?
普段、なんの疑いも持たず食べていた食品が、実は自分の身体に害を及ぼす危険性があるかもしれないと考えたことはありますか?
スナック菓子や、炭酸飲料などが健康に良くないというのは多くの人が認識していることです。
しかし、日本人ならば、誰しもが日常的に口にするであろう「米」。
実はこの「米」が、身体によくない影響を与えていると考えたことはありますか?
見出し
高グリセミック指数食品とは?
グリセミック指数とは、糖尿病を予防するために、研究開発され、食べ物による血糖値の上昇の度合いを数値化したもの。
具体的に言うと、ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇度合いを基準値100とした場合、他の食品の上昇度合いを相対的に数値化しています。
その上昇度合いにより、「低」「中」「高」グリセミック指数食品の3段階に分類され、低グリセミック指数食品は、血糖値の変子はそれほど見られず、脳卒中、うつ病、心臓血管疾患、メタボリックシンドローム等、様々な疾患の予防に効果的です。
しかし、高グリセミック指数食品では、血糖値の急激なl上昇と、その反動による低血糖を引き起こし、結果として、疲労を含む様々な疾患への原因となると言われています。
■主な高グリセミック指数食品
じゃがいも/さつまいも/フランスパン/高糖度炭酸飲料/チョコレート/白米/食パン/ワッフル/スイカ/
白米や、食パンをはじめ、普段何の疑いもなく摂取している食品が多いのではないでしょうか?
高グリセミック指数食品が疲労を引き起こす
上で挙げたような、高グリセミック食品を摂取することにより、あなたの身体は、知らず知らずのうちに疲れやすい身体へと蝕まれているかもしれません。
・急性疲労
高グリセミック指数食品を摂取することにより、上昇しすぎた血糖値を下げようと過剰にインスリンが分泌されます。
しかし、過剰に分泌されたインスリンにより、食事をとる以前の血糖値より下がってしますのです。
血糖値が通常より下がりすぎたせいで、ダルさや倦怠感、眠気といった疲労症状に悩まされてしまいます。
・慢性疲労
悪しき食生活により、高グリセミック指数食品による血糖値の過剰な上昇と、インスリン過剰分泌による低血糖を習慣的に繰り返していると、インスリンが常に過剰分泌されてしまうようになります。
その結果、低血糖状態が慢性化し、常に疲労に悩まされるようになってしまいます。
疲れてると甘いものが欲しくなるは本当?
疲れている時に誰しも一度は、「甘いものが食べたいなぁ~」という欲求にかられたことがあるはず。
僕なんかは毎日そうです。
実際に、甘いものを欲するときというのは、身体が低血糖状態に陥っていて、それが疲労の原因の一つとも言えます。
そして、この低血糖状態の身体を改善するには、甘いもの(糖分)を摂取するのが一番手っ取り早く効果的です。
よくスポーツ選手が、競技前や後に糖分を補給しますが、糖分こそ最もエネルギー変換効率に優れているからです。
低血糖状態を回復するには、低グリセミック指数食品
ただ単に甘いものを摂取すればいいかと言ったらそうではありません。
そんな低血糖状態を回復するための、糖分補給にもやはり、低グリセミック指数食品のほうが適しています。
なぜなら高グリセミック指数食品では、エネルギー変換という面においては効果的ではありますが、数時間後にまた低血糖状態へと陥り、さらなる疲労感や倦怠感に見舞われてしまうからです。
さらに、高グリセミック指数食品の疲労回復に頼りすぎると、上記のような慢性疲労の原因となり、長期的視野でみるとマイナス面が非常に大きくなります。
ただ、短期的に見た疲労回復効果や、即効性でいうと、高グリセミック指数食品のほうが効果が高いのは事実です。
高グリセミック指数食品の効果的な摂取方法
ここまで、高グリセミック指数食品を摂取することはマイナスであり、悪影響だという印象しかないでしょう。
しかし高グリセミック指数食品を全く摂取しないというのも、なかなかつらい選択かもしれません。低グリセミック指数食品だけの食事というのも、あまりにも味気なく長続きしないことでしょう。
むしろ、過度な食事制限は余計なストレスを生み、身体にさらなる負担を与えてしまいかねません。
高グリセミック指数食品の摂取による血糖値の上昇や下降をうまく抑える方法がコチラです。
・空腹状態で摂取しない
空腹状態はというのは同じ食品を摂取しても、急激な血糖値の上昇を引き起こします。
初めにサラダなどの低グリセミック指数食品を持ってくることで、急激な血糖値の上昇を最小限に抑えることが出来ます。
特に朝食のような、長い時間絶食状態にある身体に高グリセミック指数食品を流し込むのは良くありません。
仕事中の急激な眠気や倦怠感の原因となります。
・タンパク質と一緒に摂取する
高グリセミック指数食品は、たんぱく質と一緒に摂取することで急激な血糖値の変動を抑えることが出来ます。
・毎朝の食パンにチーズやハムを乗せる
・卵かけごはんにする
・コンビニの鮭おにぎり
これだけでいいんです。実は時間のない朝でも気軽に組み合わせることが出来ます。
50gのブドウ糖に、0~30gのたんぱく質および脂肪を付与することで、血糖値の上昇を抑え、3倍ものインスリンの発生を抑えたという研究データもあるほどです。
・やはり運動が大事
継続的な運動を取り入れることで血糖値の変動を最小限に抑えることが出来ます。
運動により発達した筋肉は、より多くの糖分を蓄えることが出来る為、過剰なインスリンの分泌を防ぐことが出来るのです。
当たり前の生活こそ危険
長年当たり前とされてきたような常識が、実は間違っていたというのはよくある事です。
よもや日本人の主食である「米」が、疲れやすい身体の原因となっているとは・・・。
しかしそれも摂取の仕方や日頃の生活習慣など多くの要因が絡んでいることを忘れてはいけません。
何事も偏りすぎてはいけないのです。
グリセミック指数を参考にバランスの良い食事を心がけ、健康的な身体を目指しましょう。
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