「また積読してしまった・・・」読書が続かない人の悪習慣
読書を習慣にしたいと思っても、なかなか続かないことってありますよね?
ちょっと忙しかったりすると、つい後回しにしてしまい、気づいた時にはもう1か月以上、手を付けていなかった。
せっかく本を買ったのに読まずに積んでおくことを「積読」(つんどく)といいます。
そんな「積読」状態を引き起こす原因を私なりにまとめてみましたのでご参考を。
見出し
読みたい本を読んでいない
ただでさえ読書の習慣がない人が、自分の興味のない本を読み続けるのは大きなストレスとなります。
本を開くだけでも億劫なのに、膨大な量の活字、そして興味のない内容、それではとても読み進められるわけがありません。
読書を続けるためには、少しでも興味が引かれる本を選ぶ必要があります。
まず、本を選ぶ際にはできれば書店に足を運び、自分の目で見て選んでください。
タイトルや表紙を見て興味を惹かれた本を手に取り、冒頭を少し読んでみます。
選んだ本によっては、導入部分から読みにくいものや、内容がスッと自分に入ってくるもの、先の展開が気になるもの、など様々です。
そしてそれは読み手側によっても違ってきます。
ですので、安易に話題の本などを買ってみるのではなく、自分で試し読みしてみて、読み進められそうなものを選ぶのが良いですね。
人に勧められた本を読んでみるのも一つの手ですが、自分が読みたいと思った本を読むのが、挫折せずに読み終えられる一番のちか近道となります。
読書をする目的が明確でない
好きな本を読むことが出来れば一番良いのですが、勉強のために読書する場合は、興味のない本も読まなければいけない場面もある事でしょう。
そんな時には、その本を読む「目的」が明確でないとなかなか読む気になれません。
勉強のためにどんな知識を得たいのか、その知識を得ることによってどんなことが出来るようになりたいのか?
たとえば、カフェを運営する人が「パソコンで自分のお店のホームページを作れるようになりたい」と思い勉強するとします。
書店に行けば、「誰でも簡単にホームページを作れるようになる一冊!!」というような本がずらりと並んでいます。
ただ、それらの本に書かれている内容を吟味する必要があります。
それぞれの本で、ホームページ作成に推奨するソフトは違いますし、手法も違います、デザインの作り方も違います。
それらの本を手当たり次第に読んでいってもいいですが、かなりの労力と根気が必要ですね。
そんな時にどんなホームページを作りたいのか?ホームページを作ることにどんな目的があるのか?を事前に明確にしておくことで本から取り入れる情報も変わってきます。
習慣化する為の行動が出来ていない
なかなか一冊の本を読み終えられない人に多いのが、「読書をするための習慣が身についていない」ことです。
もともと読書が好きで、暇さえあれば本を開いているという人もいるかとは思いますが、そうでない人は意識的に「読書をする習慣」を身につけなければなりません。
時間があるときに、、と思っていると、SNSや動画、テレビ、マンガなど、そのほかのモノに時間を奪われて、いつまでたっても読書はできません。
ただ、読書をするためにわざわざ「読書時間」を設ける必要はありません。
バッグにはいつも本を一冊入れて置き、電車の待ち時間、お昼の食事のあとの5分、移動中の時間、寝る前の5分などなど、、
いままでボーと過ごしていた、わずかな時間に「とりあえず本を開く」
集中できてもできなくても、この「とりあえず本を開く」というのが、「読書習慣」へとつながります。
読書習慣の身に着け方はコチラの記事でも詳しく書いています。
まわりに読書をしている人がいない
まわりに読書をしている人がいなければ、読書による恩恵がどれほどのものかわかりにくいかもしれません。
読書をすることで多くの知識が身に尽きますがそれだけではありません。
一冊の本には、著者の想いや考え方、歩んできた人生などの多くの言葉が記されています。
言ってみれば、自分と著者が直接的な知り合いではなくとも、歴史やその人の人生に深く触れることができます。
読書をたくさんしている人は、自分ひとりの人生だけでなく、多くの考え方に触れ、想いに触れ、人生に触れています。
そうすると、言葉の重みを深く感じているので、自分自身の発言や行動にも思慮深くなりますし、相手の立場についてもあらゆる角度から考えるようになります。
もし、もし身の回りに読書をしている人がいなく、自分自身も読書をしていなければ、その恩恵はなかなかわかりにくいかもしれません。
恩恵がわからなければ、読書をする意味も見いだせず、「読書なんてつまらないのになんでわざわざ本を読む必要があるの?」と感じてしまうことでしょう。
読書の優先順位が低い
読書による恩恵を認識できていなければ、実生活の中での読書をすることにたいする優先順位はどうしても低くなります。
ただでさえ、仕事で忙しく疲れていて、ほかにもやる事はたくさんある中で、優先順位の低い読書時間を作るのはなかなか難しいです。
だからこそ、空いた時間には「とりあえず本を開く」という単純なことを習慣化することが求められます。
誰でも、忙しかったり、疲れていたりすると、複雑なことはしたくなくなります。
ですので、手が空いたらスマホよりも、何よりも「とりあえず本を開く」
頭の片隅に読書のことを常に置き、最優先に取り組みます。
これを徹底していけば、自然と読書習慣は身についていきます。
読書の効果に即効性はないことを心得る
本には非常に多くの言葉が記されています。
そしてそれらの言葉は、情報として直接受け取れるものもあれば、感情に訴えかけるもの、脳に刻み込まれるもの、などあらゆる形であなたに届けられます。
もちろん実践的な情報を得るための本であれば、すぐに取り入れ行動に移すことで、早く効果があらわれるものもあります。
ただ、ものによってはその言葉を自分の中で完全に理解するまでには非常に時間がかかるものです。
本には、著者の想いや経験が詰め込まれていて、あなたが体験したことのないことや、感じたことのない感情に触れることが出来ます。
それが読書の良いところでもあります。
しかし、今までの自分になかった体験や感情を、文章を読み、頭だけで理解するのは非常に難しいことです。
書いている言葉を頭では理解できても、それが自分の身になり、本当に理解できるのは数か月後かもしれませんし、数年後かもしれませんし、数十年後かもしれません、
もし、著者がどんな想いで書いてあるかを理解しないまま、自分では理解できたと勘違いしてしまうと、せっかくの言葉がマイナスに働いてしまうことさえあります。
読書に即効的な効果を求めるのではなく、なるべく多くの本に触れ、時には深く考えてみたり、また読み返してみたり、長くかかわっていくことが大事になります。
それが結果的に読書による恩恵を最も得ることができ、継続して読書をしていける秘訣となります。
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