「嫌われる勇気」がドラマ化。人生に悩める多くの人のきっかけに
「嫌われる勇気」
普段本を読まない人でも、一度はこのタイトルを聞いたことがあると思います。
「嫌われる勇気 自己啓発の源流アドラーの教え」は2013年に出版され、100万部を超える大ヒットとなった自己啓発書です。
心理学者アルフレッド・アドラーの思想を、対談形式で現代でもわかりやすく表現した物語。
そんな「嫌われる勇気」がドラマ化されるようです。
「嫌われる勇気」ドラマ化
2017年1月12日スタート。「嫌われる勇気」を題材とした、「刑事ドラマ」となるようです。
香里奈さん主演、大塚愛さんが主題歌を担当する。
アドラー心理学がどんな風に描かれるのか?
「嫌われる勇気」は青年と哲人との対談形式で物語が進んでましたが、刑事ドラマということで、どんな風に表現されるのか?
心理学という結構デリケートな部分を扱うので、内容によっては叩かれることも十分にありそう。
「嫌われる勇気」の内容と、刑事ドラマ、主演の香里奈さんということを考えると、、
おそらく、上司、犯人、住民たちとのトラブルに苦心しながらも、自分らしく生きるカッコいい大人な女性というような内容になるのではないかと推測します。
新たな気づきを与えてくれる
「嫌われる勇気」は100万部を超えるベストセラーとはいえ、全部は読んでないという人も多いのではないではないでしょうか?
ドラマ版がどんなふうに描かれるのかは、まだわかりません。
しかし、人間関係に悩まされ自分の人生を見失った、さらには生きる目的を見失った。そんな人にこそ読んでほしい一冊だと言えます。
私自身、人生に悩むことも多く、そのたびモヤモヤした感情がうずまいていました。
そんな悩みに対し、
「そんな意識によるものだったのか、、」
「こんな考え方をすることで乗り越えられるんだ、、」
という新たな気づきを与えて貰いました。
「嫌われる勇気」の中で特に印象に残ったのはこんな言葉です。
- 過去やトラウマにとらわれない
- 自分の課題と他人の課題を理解する
- 何を与えられるのか?
- 共同体感覚をもつ
- 人間関係を「横の関係」でとらえる
- 自由とは嫌われる勇気をもつこと
- 幸福の意味とは?
- いまを生きる
どれも当たり前のことのようでありますが、多くの人が真には意味を理解しておらず、実践が出来ていないことだと思います。
そして多くの人が抱える悩みを辿っていくと、結局はこれらが「解決の糸口」となることがわかります。
まだ読んでない人はぜひ読んでみることをオススメします。知識で知っているのと頭で理解しているのとは違います。
多くの人が知るきっかけに
以前に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が話題となったときには、ドラッカーなど全く知らなかった人でさえ、マネジメントを語りだすほどの話題となりました。
ドラッカーのマネジメントも、アドラーの心理学も、とっつきにくそうだと感じますが、それだけ多くの人が知るきっかけとなりました。
2013年の「嫌われる勇気」出版、そして今回のドラマ化によって、ひとりでも多くの人がアドラーの思想に触れる良いきっかけとなればいいなと思います。
できれば実際に読んでほしい
何度も言うようですが、今回のドラマ化によって、アドラー心理学を知るきっかけとなった人は、ぜひ書籍の方も読んでほしいと思います。
やはりドラマだけでは、心理学という奥深い部分を表現することは難しいですし、誤って表面的な部分だけに影響を受けかねません。
ドラマを見終わった後に、書籍の方を見てもいいですし、事前に読んでみてもいいかもしれません。
そして一度だけでなく、何度も読むことでアドラーの思想をより深く理解することが出来ます。
ある一冊の本が、あるひとつの言葉が、自分の人生を変えるきっかけとなるかもしれません。
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