AdSense広告を適切に配置して、クリック率をアップさせよう
前回の記事でも書きましたが、AdSense広告は配置する場所によってクリック率に大きな変化が出ます。
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・AdSenseって、ただ広告を置けばいいってもんじゃないんです。
今回は、広告の配置についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
・スマホにはスマホの配置のコツがある
・ファーストビューの重要性
・ユーザーの思考を考えてみよう
・広告はいくつも置けるわけじゃない
見出し
・スマホにはスマホの配置のコツがある
近年、スマホの利用者が急激な増加傾向にあります。今や、パソコンからのアクセスと、スマホからのアクセスは五分五分といっても過言ではありません。もちろんサイトのジャンル、狙っているターゲット層にもよります。
しかしそれに伴い、今まではパソコンユーザーを対象とした、サイト作りがメインでありましたが、スマホユーザーへの配慮もサイト制作者としては必須となっています。スマホ向けサイトを構築することがアクセスアップへの重要なポイントと言えます。
・スマホとパソコンでの表示のされ方を意識すること
みなさんご存じのとおり、スマートフォン向けサイトというのは、下へ下へとスクロールしていきますよね。そして画面の大きさもパソコンほど大きくないです。
閲覧者はメインコンテンツのみ拡大して読むため、サイト右サイドバーもしくは左サイドバーに配置してある広告はそもそも画面に表示されなくなってしまうのです。
もしサイトがスマートフォンへ対応済みであれば、サイドバーのコンテンツは、センターのメインコンテンツの後に表示される場合が多い為、下へスクロールしていくうちに自然と目に入ることとなります。
しかし、スマホ対応をしていない場合は、ユーザーが拡大して読みことを見越して、センターのメインコンテンツの中に広告を入れ込むことが効果的です、
・スマホの画面全体が広告で埋まってしまうのはよくありません
Googleの広告の配置に関するポリシーのなかに、
「スクロールしなければ、見えない位置にコンテンツを押しやるサイトレイアウト」というものがあります。
どういうことかというと、スマホの画面が、ほぼ広告で埋まってしまって、メインコンテンツが見えなくなってしまうようなレイアウトの仕方はやめましょう、ということです。
「300×250 レクタングル」という広告サイズがありますが、これをスマホサイトのページ上部に貼り付けることは、ポリシー違反とされています。
記事タイトル直下などに、「300×250 レクタングル」サイズの広告を張り付け、画面に「タイトル」と「広告」しか表示されていないような状態ですね。
何度も言いますが、ポリシー違反は絶対にダメです。アカウントが吹っ飛びます。
また、ページ上部に限らずスマホサイトは画面が小さくなってしまうので、パソコンサイトでは問題がなくとも、画面いっぱいに広告が表示されてしまいがちです。
自分が他人のサイトを訪れたとき、画面が広告だらけだったら、少し嫌な気持ちになるのではないでしょうか?
ユーザーの気持ちになって、作ることが一番大切です。
ファーストビューの重要性
サイトを訪れた時に一番初めに目にする部分を「ファーストビュー」と言います。
ユーザーはまず、このファーストビューから受ける印象でサイト全体の印象をイメージします。
つまり、ファーストビューはサイト訪問者が必ず目にする部分であり、最も興味を引ける場所でもある訳です。
さらにファーストビューの重要性として、AdSensen広告は「サイトの上の方に配置され位いる広告ほどクリック単価が高くなる」というところ。
つまりサイト内で最も興味も引きやすく、最もクリック単価も高い。これは狙わずにいるのは非常にもったいないです。
主に、ヘッダーの直下や、サイドバーの上部あたりが、ファーストビューの広告配置に選ばれやすいです。
しかし、ファーストビューはサイトの印象を決定づける大事な部分でもあるため、広告の設置を避けたがるサイト運営者もいます。
それぞれのサイト運営者の趣向によりますが、ファーストビューへの広告配置は、AdSenseで収益を上げていくうえで強力な武器になるので、検討してみるのもいいと思います。
ユーザーの思考を考えてみよう
ファーストビューは 、もっとも興味を引きやすい場所でしたが、すべての広告をファーストビューに設置するわけにはいきません。バランス良く配置することが大事です。
その他の広告を、どこに配置したらユーザーはクリックしたくなるのか。
サイト内を回遊するユーザーの思考を想像してみましょう。
ユーザーは必ずしもトップページから訪れるわけではない
検索エンジンや、SNSであなたのサイトを見つけた訪問者は、トップページではなく、記事ページに直接やってくるパターンが多いです。
近年では、ページビューが最も多いページがトップページではなく、人気の記事ページであることが多いからです。
ということは、記事ページの広告の配置がものすごく重要になってくるということですね。
・記事ページでもやはりファーストビューが大事
記事ページに訪れたユーザーが、一番初めに目にするのが当然ながら「タイトル」です。
記事ページのファーストビューの中でも、「タイトルのすぐ下」。ここにAdSense広告を配置すると、必ずユーザーの目に入ります。
配置する広告は大きめサイズの
・「728×90 ビッグバナー」
・「300×250 レクタングル」
・「336×280 レクタングル(大)」
あたりがおすすめです。
一つ注意してほしいのが、先程の「広告の配置に関するポリシー」です。
大きくて目立つ広告を配置するのは効果的ですが、ポリシー違反をしないように気を付けてください。
タイトルのすぐ下に配置するなら「728×90 ビッグバナー」等の、高さが低い広告サイズを使用することでポリシー違反を避け、ユーザーに嫌な印象をもたれることも少なくなります。
・記事を読み終わったユーザーは次の行動を探す
ユーザーが最後まで記事を読んだ場合、必要な情報を得られておそらく満足していることでしょう。そこに広告を配置しておくのです。
満足いく情報を得られたユーザーは、サイトへの信頼感も高まっていて、広告に対する警戒心が薄れている傾向にあります。安心状態にあるユーザーに、今興味のあるモノが掲載された広告が表示されていたらクリックしたくなると思いませんか?
また、単純に行動パターンとして、記事を読み終えたということは、
・別に記事を読みに行く
・他のサイトに移るか、離脱する
というような行動をとります。
その際に、他のサイトへのリンクである広告を設置しておくことで自然とクリックを促すことができます。
「記事の下」への配置は、「タイトルのすぐ下」についで、クリック率が高い設置場所です。
AdSense広告はいくつも置けるわけじゃない
「広告の配置に関するポリシー」によると、1ページの中に配置できるAdSnse広告数は3つまでとされています。それ以上の配置はポリシー違反となります。
AdSense広告の収益を最大化するために、必ず3つ配置するようにしましょう。
3つの広告を有効に配置する例として、
・タイトルのすぐ下
・サイドバー上部
・記事の下
というのがよく使われていて典型的な配置パターンです。
また、最近のメディアサイトの配置パターンとして、
・記事タイトルのすぐ下
・記事の下に並べて2つ
というのが増えつつあります。
先程の記事を読んだ後の行動パターンへ、訴えかける配置の仕方が増えつつあるということですね。
※注意事項として、「300×600 ラージスカイスクレイパー」、もしくは同等サイズの広告を1ページ内に複数配置することはポリシーにより禁止されています。気を付けましょう。
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